金地院の遥拝石が見守る静寂。
鶴亀の庭の特徴
江戸時代初期の小堀遠州作庭による枯山水庭園が楽しめます。
国の特別名勝に指定された歴史的な庭園です。
南禅寺の喧騒を忘れさせる静かな隠れ家のような場所です。
金地院の東照宮に隣接する鶴亀の庭は、江戸時代初期に小堀遠州によって作庭された枯山水庭園で、国の特別名勝に指定されています。庭園は方丈から眺める形式で、広がる白砂の中に鶴島と亀島が配置され、蓬莱思想を象徴する構成となっています。石組みの配置が巧妙で、遠山石や三尊石組が庭の中心を引き締めています。庭の背後には「大刈込」と呼ばれる植栽があり、深山幽谷の雰囲気を演出。静寂の中で庭を眺めると、時間が止まったかのような感覚に包まれます。庭園の鑑賞には事前知識があるとより楽しめるため、庭園の歴史や構成を学んでから訪れるのもおすすめです。東照宮の拝殿には狩野探幽の「鳴龍」が描かれ、庭園とともに歴史的な趣を感じられる空間となっています。南禅寺周辺の賑わいから少し離れ、落ち着いた時間を過ごせるこの庭園は、京都の枯山水庭園の中でも特に格式の高いものの一つです。静かに庭を眺めながら、日本庭園の美しさを堪能できる貴重な場所です。
少し奥に入っただけなのに南禅寺の喧騒とは全く違う世界の静かな界隈にあります。ここのお庭の見所はいろいろありますが私が一番お気に入りはこの鶴亀の意匠がさりげなく盛り込まれた庭園の空間構成です。そこは海になり、そこは空になり。背後で風に揺れる木が海になり、雲になり。人の持つイメージをどんどん引き出してくれます。見る時間によっても陰影の違いで表情も刻々と変えてスリリング。ここは小堀遠州作と明記されている数少ないお庭です。お寺の庭園なのに明るくて伸びやかなんです。東山の緑も借景に取り込みながらスカッとした気持ちになるお庭です。癒しというある意味現代人の感覚に近い感じがします。団体で訪問する人も少ないのでいつ来てもリラックスできます。
| 名前 |
鶴亀の庭 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
075-771-3511 |
| HP |
https://www.kyoto-ga.jp/greenery/kyononiwa/2022/02/post_37.html |
| 評価 |
4.6 |
| 住所 |
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方丈の中央から眺めたときに視界の真ん中に入る平べったい長方形の大きな石が東照宮の遥拝石。それ越しに見えるのが、ひとつひとつの石で仙人が集合する様子を表す群仙島。そこから左右対称に広がるように鶴島と亀島を配置して、長寿繁栄を祝す枯山水の庭園。また、奥の崖地を利用した蓬莱連山から覗く東照宮の社殿を後景に、中央の東照宮遥拝石を囲むように集う仙人たちと鶴亀。まさに徳川将軍家の万世の統治を願った庭園とも見てとれる。群仙に加え、東照大権現とこの庭園は神仙思想の世界観を表現している。