大徳寺黄梅院の作仏庭。
作仏庭の特徴
大徳寺黄梅院の北側に位置し、静かな庭の雰囲気が魅力です。
本堂の北裏の庭園で、流れる景観が楽しめる作りです。
枯山水の滝と小船が造形された、独特の象徴性があります。
作仏庭は、黄梅院の方丈西側に位置し、比較的小ぶりながらも、空間の密度と象徴性が際立つ設計となっています。白砂を基調とした枯山水庭園で、中央には三つの大きな石が力強く配置され、仏の姿を象徴しているとされています。これらの石は、悟りに至った仏、修行の途上にある者、そして煩悩にまみれた凡夫という三者を表現し、それぞれの存在が一つの空間に共存することで、仏道の過程を示しています。また、この三石を囲むように、大小さまざまな石が複雑なバランスで配置されており、見る角度によって石同士の関係性が変化する設計となっています。
2023年3月4日に訪問しました。
本堂の北裏側にある庭園で、北東に枯山水の滝を表す立石を配し、南への流れに小船を浮かべ本堂前の破頭庭へと連なる作りになっているそうです。
| 名前 |
作仏庭 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町83−1 黄梅院 |
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大徳寺の塔頭寺院のうちのひとつである黄梅院、その北側にある庭。作仏庭という名がついているが、ここで仏像を製作していたとかそういう意味ではなく、仏となる、仏となすというような意味らしい(黄梅院本堂に掲げられていた額の記載より)。いかにも禅寺らしい思想, 思索を重視したような考えかたで大変面白い。基本は枯山水庭園だが玉砂利の部分は方形ではなく、玉砂利を海とするならば陸にあたる苔の盛り土が奥にあり、そこに縦長の岩が林立している。その配置から想像するに、仏を中心に仏法を守護する天や明王の一団に見立てたもののようにも見える。庭を挟んで北側に龍源院の建物も見え、小さいながらも雰囲気のある装いの面白い庭だと思う。