川瀬巴水展で大田区の歴史を探る!
大田区立郷土博物館の特徴
大田区立郷土博物館の敷地は佐藤玄々の自宅とアトリエ跡地で興味深い。
無料で多様な展示があり、川瀬巴水展は特に見応えがあった。
旧石器時代から現代までの歴史がわかりやすく紹介されている。
川瀬巴水の展示へ。大田区遠いな〜と思っていたら、入場無料なのがすごい。無料とは思えない作品数でした!!★6付けたい!ポストカードセットもなんと8枚入って400円。素晴らしい。西馬込駅の東口から徒歩5分くらいでした。
建物や設備は古びていますが、とても良い区立のミュージアムです。常設展は、考古から近代化前の農・漁業や海苔養殖、六郷用水、工芸・祭祀などまで幅広く展示されていますし、昭和史は、羽田空港、蒲田撮影所、町工場、馬込文士村など、大田区固有の歴史文化を、多数の写真や展示物で、わかりやすく展示しています。さらに、2025年の10月に開催されている川瀬巴水と高橋松亭の浮世絵(新版画)展は、今年、無料で見られる首都圏のアートコレクションとして、最も充実していると思います。巴水の「芝増上寺(東京二十景)」をはじめ、有名な作品を多数見られます。最近の美術展相場では入場料1000円位の内容と思いますが、なぜか無料です。図録や資料販売も充実しています。川瀬巴水のポストカードは8枚セットが4種類、各400円、つまり50円/枚です。
多摩川近辺の地域の成り立ちに興味があり、立ち寄りました。大田区の古代からの歴史概略、民俗生活文化等の展示ですが、六郷用水関係と、近現代の土地開発・工業あたりに力点が置かれている印象で、個人的には大当たりです。受付で売られている資料「大田区まちなみ・みちかど遺産 六郷用水」が素晴らしく、六郷用水跡を仔細にマップ化してくれています。ブラタモリ的に暗渠を巡ったりしたい時には欠かせない地図になります。作った方の労力に頭が下がります。
企画展観賞のため初めて訪問しました。美術館に劣らぬ作品の量と質。借用品もありますが所蔵品も充実していてこれには正直驚きました。しかも無料とはいやはや。常設の展示も興味深かったです。文士が集った街らしく、それぞれの業績や実際に居を構えた場所などを詳しく紹介してくれています。流石に区立だけあり、地域に根ざした展示はとても素晴らしいと思いました。
車で行きましたが、見学であれば駐車はOKという事で、有り難く駐車させて頂き、じっくりと拝観させて頂けました。大田区は、気候の変動に伴う海水面の上下によって、縄文遺跡や古墳などが、内部にまでかなり多いのがよく分かります。元々田園調布本町で家を建て替える前は、庭を掘ると立派な貝塚があり、縄文土器こカケラが沢山出て来ていたのですが、その理由などがこちらで拝見すると良く分かります。また、母校である田園調布高校の校庭が遺跡だったなど、初めて知りました。勿論縄文時代から始まり、弥生から今に至るまで、その変遷が分かり、大変勉強になりました。亀の子山古墳が有名ですが、結構色々な所に横穴墳墓があったりしてたんだな、と。自宅がその上じゃ無くて良かったな、妙に安心しました。勿論馬込文士村のコーナーもあり、沢山の方々が紹介されていましたが、時間切れでした。因みに、入館料は無料です!後、大田区遺跡の散歩道と言うパンフがその4まで置いてありました。季節が良くなったら行って見ます。
古代の展示が良かったなと思います。多摩川沿いの高台に古代の墓や遺跡があるとの資料が無料で貰えたので、これを見ながら行ってみたいと思います。また、文士村の訪ね歩きも行ってみたいと思いました。地図は100円で購入できました。また、昭和の生活で使われていた電化製品やそれ以前の生活用品は、自分が小さい頃に使っていた物が展示されていて、懐かしく思いました、
博物館の敷地は元々佐藤玄々(朝山)の自宅とアトリエがあった場所である。古代から近代まで、収蔵品のジャンルは多岐に渡っている。区民でなくとも入館無料なのは嬉しい。ショップが充実しているのも良い点だ。テーマに沿った地図類は安価である。
普段はあまり乗らない都営浅草線を中延駅から乗り換えて、西馬込駅へやってきました。東京が好きなので、郷土資料館巡りを広げています。大田区は海に面して東海道も通っているので、文化的に華やかで面白く感じる地域です。そんな大田区の郷土博物館が面白くないはずが無いです。結果的に言うと、大満足の訪問となりました。こちらかなり面白かったです。西馬込駅からは、東口から出て徒歩でも10分程度かと思います。(間違えて西口に出たら、目の前の第二京浜を挟んで反対側に東口がありますよ)ゆるやかな坂をまっすぐ登ると右側にあります。先ずは館内に入場して常設展の3階までエレベーターを利用したのですが、このエレベーターがあまりに素晴らしいのです。笑これが大手町や丸の内にあるオフィスビルに来たような錯覚を覚えるぐらいなんですよ。たぶん皆さん驚くと思います。3階に上がると期待していた文士村コーナーです。これがあるから、他の区よりも文化的な厚みが全然違って感じるのかもですね。あと、私はこれまで新版画の川瀬巴水らが大田区にゆかりがあるって全く知りませんでした。ジョブスがファンで収集してたという逸話もありますよね。こちらは1階でポストカードも売ってますので、おすすめですよ。他にもしっかりと戦中戦後も扱っていたりと、しっかりと歴史に目を向けた姿勢が素晴らしいと思います。文士村があるし、企画展なんかは困らないほどネタが詰まった大田区はやっぱり良いですね。滞在していて全然飽きませんでした。
入場無料でありながら、質があって素晴らしい施設であり、興奮必至。古代の大田区の展示では、埋葬された縄文時代のイヌの遺骨があり、柴犬以前の異なるイヌの形態が窺われて興味深いし、その時代も大切に飼われていたんだなぁと汐るものがある。また故意に穴を開けた土器には遥か昔の精神世界が見られたりする。江戸期には庶民が多摩川で鮎獲りを楽しみ、もちろんここぞとお洒落を発揮。大森海岸では海苔の養殖を行ってはベカ船の展示もあり、山本周五郎の『青べか物語』の世界がここでもあったのかも。宇野千代をはじめとした馬込文士は毎晩どんちゃん騒ぎで川端康成は逃げ出したとかも抱腹もの。「新版画」で著名な、大田区居住の川瀬巴水の作品も唸るものがあるが、また伊東深水や高橋松亭の作品も素敵で、日本だけでなく海外でも評価されて売れた、というのも納得である。渋沢栄一が企画した田園都市構想が田園調布に結実する過程、そして戦後昭和37年の蒲田駅を描いた安西啓明という画家の『国電新旧蒲田駅』という作品も汐る。鉄筋コンクリートモダニズムの「ビルヂング」が背後に建設される中、蒲田駅は未だ木造で、深いこげ茶色の跨線橋などその歩けばギシギシと軋む音が聞えてきそうであるが、世の中の活気は全てを飲み込んでいく瞬間である。見ていては時間が過ぎるのも忘れ、その他にも本当はまだまだ紹介したいことがあるのにここまで泣く泣く削ぎ落したんだろうなぁと想像できたりもする。とはいえ先日の『大勾玉展』は大盛況だったそうで、また訪問する機会があるに違いない。都営浅草線の西馬込駅から歩いて10分しない程度。
| 名前 |
大田区立郷土博物館 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
03-3777-1070 |
| 営業時間 |
[日火水木金土] 9:00~17:00 |
| HP |
http://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manabu/hakubutsukan/index.html |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
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川瀬巴水の展覧会を開催していると聞き伺いました。駅から少し離れていますが、区の博物館でこの様に沢山の作品を、それも無料で展示してくださっていて。本当に感謝です!馬込には文人や芸術家達が沢山住んでいたのですね。電話もないその時代の様子が垣間見えるようでした。すっと見たかった川瀬巴水の作品が多数展示してあり、じっくりゆっくり楽しませて頂きました。一階にはお土産もあり、区立ならではのお値打ちな絵葉がやカレンダーなど並んでいたので購入させて頂きました。大変楽しい時間となりました。ありがとうございした。