大佛次郎記念館で猫と薔薇のひとときを。
大佛次郎記念館の特徴
港の見える丘公園に隣接し、景色を楽しめるサロンがあります。
目を引くアーチ型屋根の洋館で、レトロな内装が素敵です。
大佛次郎の作品を閲覧できる場所で、猫関連の展示も魅力的です。
2025.7.11 横浜観光で、港の見える丘公園を散歩した際に立ち寄る。記念館は公園の南側に位置する。作家で、1924年発表の鞍馬天狗シリーズが有名。主要著書に「赤穂浪士」「天皇の世紀」がある。
毎年猫の写真展を見に行っています。かわいい猫の写真に癒されています。この日は和室が公開してあり見させていただいたらとてもきれいな景色で良かったです。桜が満開だとかなりの絶家だと思いますが散ってきている風情もなかなか良かったです。
2024年10月撮影大正期に活躍した文筆家の記念館です。こう書くと魅力が伝わりにくいですが、愛猫家の側面があり館内には猫モチーフの創作物が散りばめられております。建物前でも猫のブロンズ像がお出迎えしてくれてます。猫好きの方は一度見に行っても損はないかと思います。横浜の西洋館群は入館無料でここだけ入館料があるせいか空いてるんですよね。とはいえ大人で200円なので良心的です。
港の見える丘公園に薔薇を見に行って隣接するこちらの記念館の入口の猫の像に惹かれて入館しました。入館料は200円。横浜に住んでいながら大佛次郎さんを私は存じ上げていませんでしたが、それでも展示はとても興味深いものでした。記念館のあちらこちらに猫に関するものがとにかくたくさんあります!猫好きにはたまらない館です!館内の照明などのインテリアにも猫猫猫…猫だらけで見ていて飽きません。そしてなんと言っても心を奪われたのは、入口を抜けて二階に上がる吹き抜けの階段ホールです。階段の上を見上げるとステンドグラスが作り上げた美しい光景に息を飲みました。記念館に訪れたら、是非この吹き抜けの階段の上を見上げて見てください。白い壁と青い光のコントラストが幻想的で、いつまでも見ていたい美しさです。200円でこれが見られるなんて正直安すぎます。展示では大佛次郎さんのコレクションや作品の紹介がされており、更には多くの猫たちと暮らしていた様子も知ることができます。猫まみれの展示と記念館そのものだけでも大満足でしたが、帰り際に大佛次郎先生が奇跡を起こしてくれました。記念館一階の片隅、何てことのない窓の外を何気なく見ていたら、ひょっこりと白黒猫ちゃんが現れたのです…!ええ~っ!こんなことある??と、感動してしまいました。耳カット猫ちゃんだったので、この辺りでお世話してる方がいらっしゃるのでしょうね。猫を愛した大佛次郎先生がくださった出会いに感謝です。またいつか訪れたいです。今度は併設のカフェにも寄りたいな。
2階のサロンは港の景色もよくてゆったりとくつろげます。
先日講義のため初めて利用しました。外の薔薇ばかりに目がいっていて、あらためてこんな建物があったなんて。また1つ良い所を知りました。落ち着いた味わいのある内装で窓からみなとの景色が見え、椅子もゆったりして講義も気持ちよく受けられました。
ローズガーデン隣に位置するアーチ型の屋根が目を引く洋館。館内に入るとステンドグラスから差し込む光が館内に広がり素敵な雰囲気です。休日でも午前中は観光の方も少なめなのでゆっくり館内を見学できました文学に疎い私ですが建物内を見るだけでも楽しめます。1階のモザイクタイル素敵でした。
港の見える丘公園の中にあり、噴水がある花壇の向こうに赤レンガの洋風のしゃれた建物が見える。それが大佛次郎記念館。外観だけでも見る価値ありだが、中に入ってみるとその内装や展示品も一見の価値があった。大佛次郎について知らなくても、入館料も200円なので、立ち寄ることをおおススメする。かくいう私も大佛次郎については詳しくない。鞍馬天狗や赤穂浪士、パリ燃ゆ、天皇の世紀の作者として位である。そういえば昨年赤穂浪士の文庫を二冊古本で買っていた。まだ読んでいないのでそのうち読もうと思う。大佛次郎の赤穂浪士はNHKの大河ドラマの初期の作品赤穂浪士の原作でもある。入り口に大佛次郎記念館の設立の説明があった。その最後に当時の横浜市長飛鳥田一雄の署名があった。それがなんとなく懐かしく、感動を覚えた。あの飛鳥田さんが横浜市長の時代があったのだと。
2024.2【観覧料】200円。大佛次郎(おさらぎぎろう)知らないとまず読めない名字です。『鞍馬天狗』など大衆文学の作家として、また歴史小説、ノンフィクション、新歌舞伎などの戯曲、児童文学など幅広く作品を残されています。また猫が大好きな小説家としても有名で、訪問時には猫の写真展も開催されていました。こちらは何より建物が良いです。設計は浦部鎮太郎(うらべしずたろう)。※浦部は横浜開港資料館の設計も行っています。外観からも見える半円型の屋根に放射状に広がる窓から光を取り込み、中の青いステンドグラスが照らされます。エントランスホールとサロンはこのデザインが見事に活かされていて素晴らしいです。展示スペースは展示のためにシンプルな造りとなっていますが、サロンなどは豪華な装飾が施されていて、こちらを利用するだけでも観覧料を払う価値があります。
| 名前 |
大佛次郎記念館 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
045-622-5002 |
| 営業時間 |
[日水木金土] 10:30~18:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
|
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港の見える丘公園には何度も足を運んでいますが、大仏次郎記念館に入ったのは今回が初めてでした。大仏次郎(おさらぎ じろう、1897年〈明治30年〉– 1973年〈昭和48年〉)は、神奈川県横浜市出身の小説家・随筆家で、本名は野尻清彦(のじり きよひこ)といいます。戦前から戦後にかけて活躍し、日本の近代文学や大衆文学の発展に大きな足跡を残しました。鎌倉の大仏近くに住んでいたことから「大仏次郎」という筆名を名乗ったそうです。驚いたのは、あの「鞍馬天狗」が大仏次郎の創作によるキャラクターだということです。鞍馬天狗は幕末の正義のヒーローとして庶民の味方となり、勧善懲悪の象徴として活躍しました。歴史とフィクションを融合させた痛快な時代小説として人気を博し、昭和の大衆文学や映像文化を支えた存在だったのです。記念館は、日本的な落ち着きのある畳の部屋と、モダンで華やかなピンク色のカフェ風スペースという、対照的な雰囲気が印象的でした。館内には鮮やかな色彩の絵も飾られており、とても見応えがありました。ぜひ一度訪れる価値があると思います。また、窓口の方が非常に丁寧に説明してくださり、気持ちよく見学することができました。大仏次郎の主な作品は次の通りです。『鞍馬天狗』シリーズ(1924年~)幕末を舞台に、正義の志士・鞍馬天狗が活躍する物語。映画・演劇・テレビなどで繰り返し人気を博しました。『パリ燃ゆ』(1952年)パリ・コミューンを題材にした歴史文学の大作。記録文学的な性格を持ち、戦後文学史でも重要な位置を占めます。『天皇の世紀』(1967年~)明治維新を中心に近代国家の成立を長大に描いたライフワーク的作品。猫に関する随筆(『猫のいる日々』など)愛猫家として多くの猫エッセイを残し、柔らかい文体で読者に親しまれました。