駒場の隠れ家、和館の美景。
旧前田侯爵邸和館の特徴
旧加賀藩の16代当主が建てた書院造りの和風建築です。
入館無料で参加できるガイドツアーが魅力的です。
美しい日本庭園があり、紅葉シーズンが特におすすめです。
昭和5年(1930年)に竣工した旧加賀藩主前田家本邸の和館で、設計は佐々木岩次郎(1853-1936)。前田家は江戸期から本郷(文京区)に屋敷を構えていたが、隣接して建設された東京帝国大学の敷地拡張のため、農学部実習地であった駒場に移転しており、昭和4年(1929年)には洋館が竣工している。ガイドツアーに参加すると、2階や主庭に入ることができる。
孫の高校卒業記念演奏会を洋館にて開催訪れました!さすが前田伯爵邸威厳のある建物和室は落ち着きがあり 孫のクラリネットの演奏の余韻もあり心が落ち着き静を堪能出来ました!四季折々楽しめますね!
無料で入ることができる旧前田家の和館です。10分ほどで満喫できます。無料ガイドがあるようなので、次回はガイドさんの時間に合わせて訪問してみようと思います。*以下、パンフレットより抜粋和館の沿革1旧前田家本邸和館は、旧加賀藩主前田家 16代当主の前田利為侯爵(1885-1942)によって昭和4年(1929)から昭和5年にかけて建設されました。和館は初計画にはありませんでしたが、外国からの賓客に日本文化を伝えるものとして建築が決定されました。昭和17年(1942)に太平洋戦争に出征していた利為侯が戦死した後、和館と土地は中島飛行機製作所が買収しました。戦後は連合国軍に接収され、アメリカ極東軍空軍司令官の住居として使用されましたが、接収解除後は国から東京都へ無償貸与され、都立駒場公園の無料休憩所として整備されました。昭和50年(1975)に和館と公園は目黒区へ移管され、平成25年(2013)に国の重要文化財に指定されました。東京都に残る近代の大邸宅として居住・迎賓やその他の施設が今なお残っており、大変貴重です。
静けさと趣に包まれた和の空間。旧前田家本邸の和館は、格式ある数寄屋造りの美しさと、四季折々の庭園風景が調和した見事な空間です。畳敷きの大広間や障子越しに見る庭の風景が、まるで昭和初期の時間にタイムスリップしたかのよう。室内には洋風のシャンデリアもあり、和洋折衷の意匠も楽しめます。🔍 見どころポイント:・磨き抜かれた床に映る自然光の美しさ・竹垣や灯籠がある中庭の落ち着いた雰囲気・柱や建具の細やかな意匠は職人技の極み・洋館とのコントラストで建築文化の幅を実感・水の流れを楽しむ池泉庭園📸 撮影スポットも多く、静かな時間が流れる中で心が落ち着きます。建築や伝統文化に興味がある方にはぜひおすすめしたい場所です。見学は無料で、洋館と合わせて約1.5時間でゆっくり回れます。
2025年4月洋館の見学後、隣接する和館にも足を運びました。こちらも無料で公開されています。和館は一階のみが開放されており、二階は立ち入り禁止となっています。一階には四十畳ほどもある広大な広間があり、その奥には美しい庭園を望むことができます。広々とした邸宅と趣のある庭園が見事に調和しており、住んでみたくなるような日本の建築美を感じました。
駒場公園内にある重要文化財の建物です。主に海外からのお客様を日本流でおもてなしするために使われていたようです。建物の中は土足厳禁で、入り口で口を脱いで上がります。素足の人には靴下の貸し出しがあるようです。一般公開されているのは1Fのみです。畳の広間を抜けると、緑が美しい日本庭園が広がっていました。実際に客間として使用されていた当時は、お客様が来たときだけ水を流していたようですが、今はずっと流れています。水音が心地いいです。庭が望める窓枠の板がピカピカに磨かれており、庭から入ってくる光や緑が反射してとても美しかったです。公園内にある洋館とはまた違った雰囲気で、素晴らしかったです。
旧加賀藩の16代当主・前田利為が建てた書院造の和風建築。1930年竣工。洋館と和館は渡り廊下で結ばれていますが、利為は洋館で日常生活を送り、和館は外国からの賓客をもてなし、日本文化を伝えるために建てられたもので、住居ではなく、迎賓施設としての役割に特化していたようです。前田利為は留学や駐在武官としてヨーロッパに長らく滞在していた人物でもあります。
和館は、洋館と異なり、建築される予定ではなかったが、「外国人は洋館など見慣れている。外国人接待のために必要だろう。」という理由で建築が決定されたのだとか。このため、洋館より完成が1年遅れたという。また、和館の建築の行き当たりばったりを示すエピソードとして、中2階に洋風風呂とトイレがある。これも元々設置される予定はなかったが、外国人を饗すことを想定し、設計図を引いた後に、追加されたものだとされる。ただ、こういった紆余曲折を経た割に、和館が外国人接待に使われた記録は殆どなく、二代目GHQ総司令官マシュー・バンカー・リッジウェイが2階部分を寝室として利用したのが目立つのみなんだそうだ。しかも、彼にとって、暖房設備のない和館は住みにくかったらしく、二階の屋根を打ち抜いて、床板の上に暖炉を設置したというのだから、建築経緯を含めて、色々と皮肉なものである。一階の洋館側に茶室があるが、普段は区民が利用しているため、あまり見学することができない。また、2階部分は一般公開されていないが、ボランティアガイドにお願いすると「同伴ならば、」という形で、見学させてもらえることがある。庭園は、唐の時代の陸羽という茶人が作成した庭園様式を模している。具体的には、神潜石と霊報石の間に細い川の流れを作るのが特徴で、これを玉川庭という。川には錦鯉が泳いでいるが、これは元々の姿ではなく、本来はお白州にか細い川を流していただけらしい。しかし、目黒区が和館を公開するに際して、変な気を回してしまったらしく、川を深堀りして、これを放してしまったという。邸内にある庭石や灯籠は、前田家本郷上屋敷時代のものであり、駒場に移転する際に持ち寄られたものだという。実際に、棹に刻まれた年銘を確認すれば、延宝年間銘等と刻む古い灯籠が確認できるだろう。また、2階部分にもある橋本雅邦の杉戸絵は、本郷邸で利用していたものを持ってきたものであるそうだ。かなりの文化的価値があるらしく、この杉戸に合わせて2階部分の柱を組んだため、柱間が等間隔ではなく、不可思議な間隔となっている。なお、この和館の設計を担当した佐々木岩次郎の孫が当地でボランティアガイドをしているらしい。
旧加賀藩前田家16代当主、侯爵前田利為の居宅である。元来、前田家の家屋敷は本郷にあったが、関東大震災からの復興の過程で東京帝国大学との土地交換により、駒場に新邸が建てられたとのことである。和館は外国からの客人をもてなしたり、前田家として四季の節句の行事に使われたとのこと。見学は無料。橋本雅邦筆の杉戸絵などは、博物館へ移設されてしまっている。
| 名前 |
旧前田侯爵邸和館 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
03-3460-6725 |
| 営業時間 |
[木金土日火水] 9:00~16:00 |
| HP |
https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/sports_koen_yoka/koen/omoshiro/komaba.html |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
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駒場にある前田家本邸を初めて見学してきました(^^)v和館(1930年竣工)2階から見た窓越しの庭園の景色が美しかったです❣️とりわけ丸窓から見える庭園の眺めが印象に残りました❣️紅葉の季節を迎えてモミジが色づいてくると、もっと美しい景色を見ることができると思います🍁