地下への階段、陶芸の冒険。
菊池寛実記念 智美術館の特徴
螺旋階段の美しさが印象的で、訪れる価値があります。
作品展では楽茶碗など斬新な陶芸が堪能できます。
地下へのアプローチが独特で、異次元の空間を感じさせます。
鳥の絵が描かれた陶器が多いです。地下が美術館です。美術館館内のカフェは人気があるようですね。正直、興味はなかったのですが改めて見ると良さが少しわかったような気がしました。
日曜日の午前12時頃入館しました。11時頃には着いていたのですが、先に併設のcafeに寄っていたのでスタートが遅くなってしまいました。cafeは12時頃で5〜6人待ちでしたが、美術館は空いており、館内に7〜8人程度でした。皆さん、cafeに先に寄ってから美術館に入館するので、cafeが空いていれば、その後の美術館も空いているという流れになりそうです。訪問時は藤本能道の作品が展示されていました。同じ作家でも時が進むにつれて作風が変化しており、時代背景や作家自身が置かれた状況に思いを馳せながら鑑賞を楽しめました。展示作品はほぼ全て藤本能道でしたので、一人の作家の人生を追体験するような感覚を味わうことができ、素晴らしい体験となりました。また、撮影不可のため写真はありませんが、地下の展示室に降りるための螺旋階段は、アートの世界に向かう舞台装置として素晴らしく、この螺旋階段のためだけに入館料を払う価値があります。決して大きな美術館ではありませんが、敢えて小規模にすることで質の高さを担保するという基本的なアプローチの価値を再確認することができました。
ぐるっとパスを利用するなら事前に購入してから来るのをお勧めします。正直期待はしていなかったのですが、色絵磁器の美しさに心動かされました。
色絵磁器の展示を開催中です。色味が美しく近くで見ると何層にも重なっており立体感がありました。美術館では珍しく全ての展示が撮影OKなのが嬉しいですね。
2024.8菊池寛実記念 智美術館(きくちかんじつきねん ともびじゅつかん)【観覧料】展示会による(1100円程度)※ぐるっとパス対象『走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代』で初訪問。面白い作品が数多く展示されていて、大変満足しました。普通の陶芸に関心があまりなくても、楽しめるのではないかと思います。訪問時は混雑もなく、ゆっくり鑑賞ができました。以前、『変な生き物展』が流行しましたが、変な陶芸展だと思ってこれは何だ?と想像して楽しめる人は間違いなく楽しめます。逆に意味がわからないと面白くない方には合わないと思います。【概要】菊池寛実記念 智美術館は、当館設立者で現代陶芸のコレクターであった菊池智(とも、1923〜2016)のコレクションを母体に、現代陶芸の紹介を目的として、2003年に港区虎ノ門の閑静な高台に開館いたしました。この地は、智の父である実業家の菊池寛実(かんじつ、1885〜1967)が晩年の活動の拠点とした場所であり、美術館の設立も父の余光によるとの想いから、菊池寛実記念と称したものです。当館は現代陶芸を中心に、優れた造形作品をご紹介する様々な展覧会を開催しており、さらに陶芸の枠にとどまらず、現代工芸の発信地となるべく活動を続けております。【駐車場】6台。
こちらは螺旋階段が素晴らしいです。ガラスの手すりと日本画による壁画で構成されて空間は唯一無二です。展覧会「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」を見に行きました。工芸品としての美しさを追求する作品とは真逆の作品が展示されています。作品を360度好きな角度から見れるように展示が工夫されています。東京・ミュージアムぐるっとパスで入場できます。近所の大倉集古館とセットでいくとよいと思います。
展示インテリアが素敵な、前衛的な陶芸作品を専門的に展示している美術館です。併設されたカフェも寄ってみる価値があります。
坂道に面していて向かいがホテルオークラ、虎ノ門駅まで結構歩いたが、新橋駅からでも大差なかった。展示は地下でそれほど広くはなかったが、見応えのある内容で価値があった。
虎ノ門ヒルズ駅から坂を上ったホテルオオクラ裏手付近、高層ビルの一角に瓦の塀の日本建築が目に入ってくると到着です。元麻布にある謎の広大な土地を興味本位で調べていて、こちらの存在にたどり着きました。ここは菊池智の父、菊池寛実氏が所有していた土地らしく、菊池寛実記念 智美術館というようです。こちら菊池家の歴史的に陶器系の作品を多く扱っている印象です。私が訪問した時は走泥社の作品を展示していました。ほとんどの作品をガラス越しにではなく、直接すぐそばで観ることができ、撮影も許可されています。大きな美術館ではありませんがその分ゆっくりじっくり鑑賞できます。作品を鑑賞したあとは併設の庭園が素晴らしいカフェ「茶楓」もオススメです。
| 名前 |
菊池寛実記念 智美術館 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
03-5733-5131 |
| 営業時間 |
[金土日火水木] 11:00~18:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1−35 智美術館 1階 |
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撮影禁止だが、地下の展示室への階段が凝っていてガラスの手すり。写真は脇にある大正15年竣工の登録有形文化財。