震災を語る女川の記憶。
東日本大震災遺構 旧女川交番の特徴
東日本大震災で倒壊した、世界的にも希少な鉄筋コンクリートの建物です。
震災の記憶を語るために、あえて残された貴重な遺構として訪れる価値があります。
震災の被害状況や復興を知れるパネル展示があり、訪問者に深い理解を促します。
2025.11.23 訪問周囲は公園という子どもたちの賑わいを感じる中で遺される建物が年月の遷り変りをいやおうなく感じさせる。基礎ごと倒された建物に津波という大自然の猛威を感じると共に人類が創り上げたコンクリートの隙間から芽生える木々に生命の神秘を感じて不思議な気持ちになります。
2025.9.14 訪問建物の基礎まで曲がっていて津波の威力を感じた。このまま年月が経ちこの建物自体が朽ち果ててしまうと思うと、どうにかしてこの建物を保護できないものかと思った。貴重な資料だと思う。
震災で数多くの方が犠牲になってしまった女川町。ここ旧女川交番も震災の被害に遭いました。鉄筋コンクリートの建物がこんなになるなんて…言葉を失いました。自然の恐ろしさを感じる震災遺構です。
周囲には新しい駅舎や魅力的な道の駅などが有る中、異彩を放っている本建物、津波の凄まじい威力を思い知らせます。交番の基礎杭が突出しており、建物は引っこ抜かれた状態です。こちらを保存することは大きな意味が有ると感じました。
東日本大震災の頃では日本にいませんので、やはり実際災害を経験した方々の感覚と乖離していることを否めません。ただ、こうして実際交番の遺構をこの目で確かめると、初めてその恐怖を身にしみて感じるようになった。これは写真からでは伝わらない大自然の無情。再発展を遂げたこのおしゃれな町に、この遺構は今日も警鐘を鳴らし続ける、災害はいつも突然やってくると。
鉄筋コンクリート造りの2階建で1978年に建てられたそうです。津波のひき波で基礎部分の杭から横倒しに倒れています。女川町観光協会語り部によると鉄筋コンクリート造の建物が津波で倒壊・転倒した事例は世界的にも珍しいそうです。訪問日は人も歩いていない静かな町で14年前、長閑な町にこれほどの威力を持った津波が襲った事実を想像することすら出来ない。遺族の方々は「見るとつらい記憶の復元物」となり辛くなる気持ちも分かるが記録映像や震災遺構の保存は大事なのかも。
こういう遺構はとても良いと思います。時間が経つほど存在意義を感じます。被災された方々も、これからも気を張らず頑張って下さい。
新しい施設もできて綺麗な街並みの先に現れる廃墟がショッキングです。たまたま後ろにいらしたビジネスマン風の方々が、この交番の周りの土地が本来の女川の地面の高さで、復興後の街が立っているのは盛り土をして嵩上げした高さだと話しているのが聞こえてきて、驚きました。周りには、復興へのプロセスなども展示してあり、たいへん興味深く拝見しました。
金華山の船時間待ちの間見学しました。震災のつめあと、改めて津波の凄まじさを感じました。周りは広々して新しい施設や公園、港です。
| 名前 |
東日本大震災遺構 旧女川交番 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0225-54-3131 |
| 営業時間 |
[金土日月火水木] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
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引き波で横倒しになった交番。警察官は避難に当たっており交番内には人はいなかったそう。引き波により根こそぎ折れた状態は津波の威力を物語ります。鉄筋コンクリートの建物が津波で転倒したのは日本初の事例で世界的にも希少な事例だそうです。2025.12.03