彦部家住宅で感じる、歴史の息吹。
彦部家住宅の特徴
足利幕府直参の彦部家の歴史を感じることができる場所です。
江戸時代築の文化財建物が五棟も残る貴重な史跡です。
丁寧なボランティアガイドによる詳しい解説が魅力的です。
先月行った我孫子市の井上住宅も門から蔵まで残っていて見所満載だったけど、今回の彦部家はレベルが違いました。ホームページの書き出し部だけ引用します。彦部家の祖は家伝の「高階朝臣家譜」によると、天武天皇の第一子、高市親王となっている。だからその歴史も、天智天皇の大化の改新から書きおこされるという壮大さ。このあとの彦部家の歴史はぜひホームページを読んでください。古いモノ好きなら興味が湧くこと間違いなし。桐生市彦部家で検索してみてください。実際彦部さんがお住いになられているお宅を奥様に解説いただきながらひろーい敷地内、主屋、かつての織物工場部分等を時間をかけて見学させていただきました。堀と土塁、石垣、搦手門、櫓跡がある城趾でもあります。
彦部家住宅は足利幕府の直参の彦部家が西暦1561年に太田金山城主の由良氏の領地に関東の情勢を探るために、幕府の命によりこの地に館を構えた所です。江戸時代になってからは、土着して農業や織物業をして名主をしていたそうです。江戸時代の四棟の建物が国指定重要文化財の建物です。土日は見学出来て、大人は500円の入館料がかかります。
登録有形文化財であるこの施設は今も当代のご主人が生活してます。訪ねると奥様が出てきて丁寧に説明してくれましたのでびっくりしました。思い切りはしょると、室町時代にこちらに偵察目的でやってきたが間もなく室町幕府が終焉を迎え京都に戻ることなくこの地に農民として永住することになったそうです。長屋門、母屋、隠居用別宅などなかなか立派な建造物が残ります。近代は織物工として桐生の文化に貢献して当時の織機類など今でも使えるようになつてました。福沢諭吉の直筆の書や、江戸が東京と改名したときの御触書などかなり貴重な資料がみられました。文化財はむかしはそのまま保存するのが普通だったのが今ではなるべく使用するようにしたほうが維持するに有効なので母屋の一部に現在も生活しておられるらしいです。写真は自由に撮ってよいと許可をいただきましたがネットに揚げるのはなるべく避けたいとおっしゃってましたので外側からの二枚だけアップしておきます。
昔々からの歴史の本物が残っている所です。ぜひ見学に行き後世に残して行く協力を!
室町時代に彦部氏は足利将軍家に仕え、永禄4年(1561年)に広沢の地に屋敷を構えたと伝わり、江戸時代築の建物5棟(主屋・長屋門・冬住み・穀倉・文庫倉)が国の重要文化財に指定されています。
以前から気になっていたのですがなかなか立ち寄れる機会がなく、やっと機会を得て参りましたところ、最高の経験が得られました❣️彦部家の方の丁寧且つ楽しいご説明を受けながらのお屋敷内巡り。こんなにも面白いお屋敷だったとは…!偶々季節が桃の節句の頃でした為、貴重なお雛様を拝見することができたり、維持する為のご苦労なお話など、とても興味深く拝聴することができました。お土産に自家製の梅干しや梅羊羹を購入することもでき、帰宅してからも楽しめました。次回は何か行事の際に見学出来れば…あと囲炉裏の火にあたれたら…と思います❤️🔥❤️
木曜日に伺いましたので屋敷の中には入れませんでした。今度はぜひ開館しているときに、茜のことも拝見したかったです。楽しみにしております。
茅葺きの古民家で昔の生活風景が眼に浮かびます。
裏側の枡形門の石垣が珍しい。丸石での八の字積みです。駐車場は3台位しか停められません。足利将軍家に仕えていた彦部家の子孫です。
| 名前 |
彦部家住宅 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
0277-52-6596 |
| HP | |
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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彦部家住宅へは新桐生からおりひめバスに乗り、「広沢五丁目集会所前」で下車すれば数分で到着する。駅から歩けば50分から1時間程度で到着。車なら122号線からすぐで、駐車場も側にあるから便利だ。家伝では高市親王を祖とし、ここに定住してから17代を数え、足利将軍家や由良氏に仕えていたとのこと。由緒正しい家系である(江戸期は村役人)。山麓の矩形の館と山上の砦をセットに堪能できる稀有な遺構であり、主屋は戦国期に建築された正真正銘の本物だ(改修あり)。土塁、堀切、櫓台、そして食い違い虎口までもしっかりと残るなんて、歴史や城好きにはたまらない。長屋門、蔵、冬住み(隠居所)は見事だ。特に冬住みは連子窓、腰壁などの意匠、庇裏の竹材使用などこじんまりしているものの非常にセンスが良い建屋である。入館には長屋門のインターホンで来意を告げ、入館料500円を支払ってから、ご子孫のご家族の方?の説明をお聞きして敷地を巡る(土日祝日)。30分〜1時間程度だがとても丁寧に対応していただけた。自宅を公開して、更に案内までして頂くご厚意に心から感謝したい。裏山の手臼砦跡へは東にある賀茂神社から巡るか、屋敷地西側を山側に向かい、屋敷と山の間の道を辿れば20分程度で行けるが、砦近くは若干獣道化してしており、猪も出るので下から見上げる程度で済まそう。中世の武家の館を実感できる本当に貴重な場所だ。