歴史の足跡、京都の街角に。
中立小学校・中立幼稚園開校・閉校記念碑の特徴
新町中立売沿いにある歴史的な記念碑です。
生垣内にひっそりと佇む佇まいが印象的です。
京都の街角で歴史を感じることができます。
京都の街角を歩いていると、ふとしたところに歴史の足跡がひっそりと佇んでいることがあります。今回は、そんな一つ、「中立小学校・中立幼稚園跡碑」を訪ねました。この石碑が立つ場所には、かつて「中立小学校」がありました。明治2年(1869年)11月26日、「上京第十六番組小学校」としてこの地に開校。明治維新から間もない時代、学制発布以前に創設された草創期の学校の一つであり、京都の公教育の先駆けとなる存在でした。しかし、都心部の少子化の波はこの学校にも及び、児童数の減少が続きました。やがて平成9年(1997年)4月、元滋野学区に属していた中立小学校と小川小学校が統合され、新たに「新町小学校」が誕生。およそ130年に及ぶ中立小学校の歴史はここで幕を下ろしました。また、この地には「中立幼稚園」も併設されており、昭和7年(1932年)5月5日に創立されました。こちらも近年の園児数の減少により、中立小学校の閉校に合わせて閉園となりました。そして中立・小川・桃薗の三つの幼稚園が一つにまとまり、「みつば幼稚園」として新たな歩みを始めています。碑には、これら中立小学校と中立幼稚園が、長年にわたり地域の子どもたちの学びと成長を支え続けてきたことが刻まれています。静かに佇むその姿は、地域の人々の記憶とともに、今も大切に守られています。京都の街並みに溶け込むようにして建つこの碑。何気ない通りの一角に、明治・昭和・平成と続く教育の歴史が静かに息づいていました。京の街を歩くとき、ふと足を止めて、こうした小さな記憶のかけらに耳を傾けてみるのも、また一興です。
| 名前 |
中立小学校・中立幼稚園開校・閉校記念碑 |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP |
https://www2.city.kyoto.lg.jp/somu/rekishi/fm/ishibumi/html/ka109.html |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
〒602-0915 京都府京都市上京区三丁町602 0915 中立売通 |
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新町中立売を西に行った北側あるの新町小学校の生垣内に「中立小学校・中立幼稚園開校・閉校記念碑」があります。「中立小学校(ちゅうりつしょうがっこう)」は、明治2年(1869年)11月26日上京第十六番組小学校として開校しました。都心部の児童数の減少が進行したため、「中立小学校」と「小川小学校」が統合して、平成9年(1997年)4月に「新町小学校」が開校しました。「中立幼稚園(ちゅうりつようちえん)」は、昭和7年(1932年)5月5日創立された。近年の園児数の減少から中立小学校の閉校に併せて「中立」「小川」「桃薗」の3つの幼稚園が統合して、「みつば幼稚園」が開園しました。2025年10月訪問。