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🌟 佐ノ古逆修一字一石・板碑(小郡市吹上)小郡市吹上の二ツ塚に残る中世の板碑で、戦国時代の逆修供養として造立された貴重な史料です。盛土の上に立つ板碑には聖観音の種子が彫刻され、下部には戒名と供養銘が刻まれています。さらに、板碑の下には一字一石経が納められており、文字通り一文字ずつ石に書かれた経文が当時の信仰の深さを伝えます。銘文からは天文22年(1553年)室町時代後期に「福田丹後守種秀」によって造立されたことが分かり、地域の戦乱期における生前供養の文化や、中世筑後地方の板碑慣行を知る貴重な手がかりとなります。風化が進んでいるものの、保存状態も良く、地域の歴史を学ぶうえで必見の史跡です。訪れる際は、板碑や盛土の保護に配慮しつつ、静かに歴史の息吹を感じることができます。歴史探訪や中世信仰研究の視点からも価値の高いスポットです。ーーーーーーーーーーーここへ来るのは田圃道の方からがオススメです。道路脇から案内板を辿り上がると畑。通り抜けようにも畑を突っ切る必要があります。私は偶々いらっしゃった畑の方に許可を取って抜けました。足元は畑の土でドロドロでした。一応確認をとって渡りましたが、凄まじく気が引けました。周辺駐車スペースありません。見学には注意して行かれてください。