戦後の歴史感じる惟信中学校の門柱。
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| 名前 |
愛知県立惟信高等学校正門門柱(旧愛知県惟信中学校正門) |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
3.0 |
| 住所 |
|
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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惟信高等学校が戦後の学制改革で新制高校になる以前の愛知県惟信中学校時代に建てられた門柱です。大正14年(1925)に開校した愛知県惟信中学校は翌年に現在地へ移転し、正門は本館と講堂とともに昭和4年(1929)に竣工しました。主門柱2本と脇門柱2本からなる鉄筋コンクリート造の正門は、洗い出し仕上げによって自然石のような風合いがあります。柱身部を縦横の目地で切ることで石造表現にして、柱頭部を幾何学模様で装飾したセセッション(分離派)風の直線的な外観は、当時の愛知県営繕課による標準設計だそうです。所々に補修の跡がありますが、竣工から100年近くずっと大切に扱われてきた証左と言えるでしょう。愛知県内には戦前に開校した旧制学校時代の門柱を現役で使用している県立高校が惟信高校も含めて13校あり、その全てが平成27年(2017)に国の登録有形文化財に登録されました。竣工以来一度も移設されていない惟信高校の正門門柱は、国土の歴史的景観に寄与しているものとして登録されています。