享保十四年の石燈籠で願いを込めて。
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| 名前 |
観音様の石燈籠(立岩) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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🪔 立岩の観音様石燈籠（享保14年・疱瘡願）立岩の観音堂（観音様）境内に残る石燈籠には、「享保十四年」（西暦1729年）と刻まれ、正面には「奉納 疱瘡願」と明確に読める銘文が残されています。この時代、疱瘡（天然痘）は全国的に流行を繰り返し、地域では疱瘡神・薬師如来・観音信仰が結びつく「疱瘡除け」の祈願が盛んに行われていました。立岩には薬師堂も祀られており、観音と薬師の二重の信仰対象があったことからも、当時の村人が疫病退散を願って奉納したものとみられます。享保年間には筑前・筑後地域でも疱瘡流行の記録があり、この燈籠はその地域的信仰の具体的な痕跡といえます。現存する石燈籠は風化しつつも銘文が判読可能で、江戸中期の民間信仰と医療祈願の歴史を伝える貴重な史料です。駐車場、スペースありません。