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首が欠落していますが台座に「明和十年吉日」の刻字があります。明和10年は安永2年に当たりますが片田舎のことゆえに年号の変わっていることも知らなかったのでしょう。田の神は春になると山の神が里に下って田の神となり秋のとり入れがすむとまた山に帰ると信じられていました。稲作の神様として崇め祀った農民の心が偲ばれます。今は周辺一帯が畑作地帯のこの地区に田の神が建てられていることは興味深いことです。昭和30年代までは国見岳から水を引いて中原集落の県道沿いに田んぼが広がっていたので江戸時代には茅野集落でも稲作を行っていたのかもしれません。(以上枕崎市HPより)