鬼ヶ城の近くの珍しい石碑を見に来て!
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| 名前 |
田本研造の碑 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[金土日月火水木] 24時間営業 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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鬼ヶ城の入り口近くに、少し変わった石碑があります。そこに刻まれているのは「田本研造(たもとけんぞう)」という写真家の名前。あまり聞きなれないかもしれませんが、実はこの人物、日本写真界の草創期を支えたすごい人なんです。田本研造は1831年、熊野市神川町の山あいに生まれました。若いころに長崎に渡って西洋の学問を志しますが、思うようにいかず、28歳で北海道・函館へ。そこで病に倒れ、右足を切断する大けがを負ってしまいます。ところがその手術をしたロシア人医師から、写真術を学ぶ機会を得たのです。片足になりながらも、写真なら続けられると決意し、義足で歩きながら技術を磨きました。明治元年には、あの新選組・土方歳三の写真を撮影したことでも知られています。その後、明治政府の命を受け、北海道各地の開拓の様子を記録。彼が残した写真は、当時の貴重な記録として今も高く評価されています。田本は下岡蓮杖や上野彦馬と並び、日本写真界の三大先駆者と称され、「ドキュメンタリー写真の父」とも呼ばれています。そんな偉人が熊野市の出身であることから、この石碑が鬼ヶ城に建てられました。自然の力強さと人の情熱が交差するこの場所で、田本研造の偉業に思いをはせるのも一興です。鬼ヶ城を訪れた際は、ぜひ立ち止まってみてください。きっと旅の印象が少し変わりますよ。