マップで見つけた理想の床屋。
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| 名前 |
ヤング理容所 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
072-483-5033 |
| 営業時間 |
[日火水木金土] 8:00~18:30 |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
|
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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この地に越してきて、初めての散髪、さて、床屋はあるかなとマップで探すと、チラホラ出てくる。ヤマトはまだ開店前、要予約とのこと。フラと入れるようなとこはないかとここへ辿り着く。店舗と少し離れた場所に専用駐車場。車はない。まだ開店したばかり、これは空いてるかと入ると主人が新聞を読んでいた。カットの価格がどこにも記されてないことが気がかり。とにかく短くしてほしい旨伝え、目を閉じる。ジョリジョリ、髪が削られる音。ほほう、主人、カミソリがメインツールかと、ニヤリ。今では少なくなったものだが、昔はカミソリで髪をこそぎ取るスタイルの店があったものだ。一通りカミソリが終わると、主人はパウダーを襟元へポンポンとつける。ほほう!すっかり忘れていたこの感覚。昔はどこの床屋へ行っても、必ずこの襟元パウダーをやったものだ。時代は流れ、コスパ、タイパなどという、得体の知れない、言い訳のようなつまらない価値観を押し付けて、どんどんサービスが削り取られ、とにかく安く、早く、かつての吉野家のごとく、ファストな世の中になったものだが、どうやらここは、時の流れが止まっているようで、すごく心地よい。襟足をこれでもかと今度はハサミで整えていく。何度も往復する。冗談でなく、いつ終わるのかと不安になってきたところで、ようやく髭は剃りますかと尋ねられる。もちろんお願いした。するといつの間にか、おそらく主人の奥方が控え、どうやら髭剃りは彼女の仕事らしい。この仕事が、主人に負けず劣らず、念には念を入れるかのごとくに丁寧。すっかり剃られ、今度は洗髪。これでもかと長時間サービスを受け続けると、3000円ではさすがに労に釣り合わんだろと思い始めてきた。お疲れ様でした。さて、終わった。奥方にいくらですかと尋ねる。3500円。なるほど、価格もあの当時のままだ。店の佇まい、店名、主人、奥方、サービス、価格。全て昭和のまま。何も足されず、何も引かれていない。散髪イコール2000円の現代において、3500円と、2時間近いサービスは異例だが、数十年前の記憶を思い出させてくれたのだから、安いもの。洗髪後の肩パンパンの余韻に浸りながら、大満足に店を出た。人との関わりが年々希薄になり、他人を見れば皆、敵のような、つまらない時代になってしまったが、古き良き日本が、まだ残っていたと知り、初春の心地よい微風が、よく刈られた頭を気持ちよく撫でて通り過ぎた。