格式高い香春宮、豊前国の神秘。
古宮八幡宮の特徴
古宮八幡宮は宇佐八幡宮に宝鏡を奉納した古社です。
鳥居の色形が素晴らしく、訪れる価値があります。
逆行する神幸祭が特徴の神社として知られています。
急な階段を昇った小高い場所にあります。社務所は無いのですが、地元の方によってきれいに清掃されています。本殿には絵も飾られています。
古宮八幡宮の近くにある香春宮は往年の豊前国一之宮でその勢いは宇佐神宮を凌いだと云われています。その繁栄の源は銅や貴金属の産出です。特に、奈良の大仏建立で使用した銅の3/4が、ここ古宮八幡宮が管理する香春宮三ノ岳の産出だったと云われています。三ノ岳のご祭神の豊比賣は豊玉姫です。古宮八幡宮で確認できます。古宮は胡の宮の置き換えなので、波乗り兎、鳥、牡丹等の彫刻があるはずと探したところ、神殿にありました。波乗り兎は大幡主(奴国王)、鳥は息子の豊玉彦(八咫烏)、牡丹は奴国の印です。ご祭神の豊比賣\u003d豊玉姫は豊玉彦(八咫烏)の嫡子です。🌾千木も横削ぎで女神を表しています。拝殿に違い鷹の羽があります。これはニノ岳のご祭神忍骨命です。忍骨命\u003d天忍穂耳は、藤原氏の祖神として、今、鹿島神宮や春日大社に祀られています。その藤原氏の隆盛により8世紀に三ノ岳のご祭神に神功皇后と応神天皇が加えられたようです。先代旧事本紀に天香山の銅のことが書かれていますが、香春岳の三ノ岳が元々の天香山かもしれません。
採銅所駅の直ぐ近くの山に張り付く様にして建つ古くからある格式高いお社です。主祭神は一之御殿に豊比咩命、二之御殿に神功皇后、三之御殿に応神天皇を祀る。豊比咩命は記紀に出てこない神様ですが、此方の豊比咩命は「神武天皇の外祖母にして住吉大明神の御母」とされています(香春神社由緒より)。古宮八幡宮は平安時代に出来たら「延喜式」の「神名」に挙げられている豊比咩命神社の本社であり、その最初の鎮座地は香春三ノ岳の麓、阿曽隈という所である、と由緒書きは伝えます。豊前国には式内社が6座あり、その内の3座は宇佐神宮に、あとの3座は香春神社に鎮座していますが、その内の1座という事になります。由緒書きは次の様に続きます。創始は元明天皇和銅2年(709年)、今より実に壱千弐百八十余年の古社である、と。由緒書きを続けます。香春岳三山に祀られる神々は式内社豊前国座のうち3座で、その一ノ岳に鎮まる香春神社の神は辛国息長大姫大目命で「豊前国風土記」に新羅の神が渡って来て住みついたとある(すなわち鹿春の神という)。三ノ岳の古宮八幡神社は豊比咩命を祀り養老4年(720年)、宇佐神宮の託宣で三ノ岳の銅を掘って長光氏が鋳造した神鏡を、宇佐神宮放生会に奉納した縁で貞観元年(859年)、応神天皇、神功皇后を勧請して八幡神社の呼び名となる。(採銅所の地名の由来でもある。)Wikipediaの記述を読むと「香春岳で産出する銅を宇佐神宮の御神体として奉納していた事が縁になり、宇佐神宮の御祭神である応神天皇、神功皇后を勧請した事に始まるとされる」「祭神としては豊比咩命も祀られているが(後略)」という様に主従と年代が逆転している事になりますね。閑話休題。永禄4年7月(1561年)、大友義鎮(宗麟)日向肥後豊後の軍勢三万余騎を率い香春岳城主原田五郎義種と交ゆるとき、社殿宝庫を焼失、その後慶長4年(1599年)、旧社地より現在地に移御する。此処でも大友宗麟は文化の破壊を行っています。戦国の世の中ですから仕方ないとも思いますが、豊前国の人達にとっては許しがたい存在ではあります。大友宗麟の勢いは門司城の戦いで敗れる迄続きます。二ノ岳の神様が此方の由緒には出て来ませんが、忍骨命(天忍穂耳命と同一と言われています)です。当宮の神紋は「丸に違い鷹の羽」です。鷹の羽、鷹羽、田川を指す言葉です。三ノ岳で産出された銅の一部は奈良東大寺の大仏建立にも使われたと伝えられています(大仏建立の成功祈願で宇佐神宮が託宣を与えている)。宇佐神宮の元宮である香春神社(宇佐神宮の元宮と言われている神社は他にもあり)、その香春神社の元宮の一つが当宮という事になります。今は訪れる方も少ない小さなお社ですが、実は大変に重要なお社であり、格式高いお社でもある訳です。歴史を紐解くと意外な事実(私が勉強不足なのも大いに関係あるが・・・)が解り面白いですね。境内は急な石段を200段位上がった所にあります。小ぢんまりした境内にかつての隆盛を偲ぶ事は出来ません。現在の社殿は安政4年(1857年)再建のものです。拝殿は正面五間側面三間の入母屋平入りの吹き放ちです。幣殿があり三間社流造の本殿があります。本殿屋根には3本の鰹木と内削ぎの千木を乗せています。内削ぎ(女千木)になっているのは、やはり豊比咩命が主祭神だという事の現れでしょうか? 今日は汗ばむ陽気でしたので石段を登った後は汗が引きませんでした。駐車場は石段下に小さな空き地があるのでそこに止めましたが、駐車場がある、とは言えませんね。石段は思いの外キツいので覚悟して、足元に気を付けて挑んで下さい。
宇佐八幡宮に宝鏡を奉納したという由緒ある古社。
採銅所駅の傍に鎮座。元々は南へ1kmほどの三の岳麓の阿曽隈に豊比咩命神社本社として鎮座していたそうだ。戦国時代に大友軍との戦いにおいて社殿・宝庫を焼失し現在地に遷座。この時代に失われた記録や書物も多そうだ。御祭神豊比咩命・神功皇后・応神天皇再建は安政四年(1857)と比較的新しいが彫刻など見事な物となっている。開放的な社殿が良いね。
| 名前 |
古宮八幡宮 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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福岡県香春町にある古宮八幡神社は、歴史と伝統が息づく神社です。この神社は、香春岳で産出された銅を宇佐神宮の御神体である銅鏡として奉納したことが縁となり、応神天皇や神功皇后の神霊を勧請して創建されたと伝えられています。 主祭神は、豊比売命、神功皇后、応神天皇の三柱で、特に豊比売命は香春三ノ岳の神として知られています。境内は静寂で厳かな雰囲気に包まれており、参道の石段を登ると、歴史を感じさせる社殿が迎えてくれます。また、毎年4月末の土日に行われる神幸祭では、屋根が杉の葉で葺かれた全国的にも珍しい神輿が登場し、福岡県指定無形民俗文化財として多くの見学者を魅了しています。