五稜郭に蘇る幕末の象徴、函館奉行所!
箱館奉行所の特徴
かつての幕府の役所跡地として歴史が感じられる五稜郭の中心部に位置する。
残された少ない史料を元に復元した新しい建物が特徴的である。
四季折々の桜と共に訪れた歴史を体感できる貴重な体験スポットです。
五稜郭の中心に位置するこの施設は、幕末の激動を象徴する場所です。箱館戦争では、理想や信念を抱いた人々の想いがここで交錯しました。一度は未来を見据えて取り壊されましたが、後世に歴史を伝えるため、精密な資料と発掘調査をもとに復元されています。館内は基本的に自由見学ですが、午後2時からはガイドツアーも開催され、建物の役割や時代背景を詳しく解説してくれます。なぜこの奉行所が必要とされたのか、そして五稜郭との関係性など、理解を深めたい方にはぜひ参加をおすすめします。⸻🏯 奉行所と五稜郭の関係五稜郭はもともと、幕府の行政機関である「箱館奉行所」を建設するために設計された要塞です。奉行所が存在しなければ、五稜郭そのものも生まれていなかったかもしれません。⸻🏗️ 設計と建設設計者は蘭学者の武田斐三郎(たけだあやさぶろう)。ヨーロッパへ渡航経験はなかったものの、来航したフランス軍艦の資料をもとに星形要塞を設計しました。この革新的な建築思想により、1864年(元治元年)に五稜郭は完成しました。⸻🕰️ 歴史の流れ1.\t1864年:江戸幕府が箱館奉行所として完成。2.\t1868年:幕府崩壊、新政府が管理を引き継ぐ。3.\t1868〜69年:戊辰戦争・箱館戦争で旧幕府軍(榎本武揚・土方歳三)が占拠。4.\t1869年5月:五稜郭陥落、明治政府の勝利。5.\t1871年:開拓使の手により、わずか7年で解体。⸻🌸 その後の五稜郭明治時代には陸軍の練兵場として利用され、大正3年(1914年)には公園として一般公開。植えられた桜は当初約12,000本、現在は約1,500本が残り、弘前城を手本に剪定を行いながら今も美しく咲き続けています。⸻🏯 現在の箱館奉行所昭和50年代に復元計画が始まり、発掘調査や文献、さらにはパリの骨董店で見つかった貴重な写真をもとに忠実に再現されました。2010年には当時の3分の1規模(約1,000㎡)が完成。柱や木材は当時と同じ産地(青森・秋田)から調達し、屋根瓦の枚数までコンピューターで正確に再現されています。⸻💡 建物の豆知識•\t太鼓やぐら:屋根上の突起で、太鼓を叩いて時を知らせた。•\t湯出し:天井の通気口。火鉢の煙を逃がす工夫。•\t畳廊下:身分によって立ち入りが制限される“格式の象徴”。•\t貼り付け壁:和紙を幾層にも重ねる伝統技法。•\t赤松:築城当時に植えられた木が今も生きており、樹齢160年以上。
かつて存在した奉行所を復元したもの。全体の一部しか復元されていないこともあり、30分ほどで見終わる。しかし、この建物が7年しか存続しなかったことを考えるととても密度の濃い展示になっている。500円とリーズナブルなので一度は行ってみるべきだろう。残りの復元もお願いしたい。なお、金塊は埋まっていないが瓶は埋まっていたらしい。
真夏に訪れたけど、風通しが良く意外と涼しかったです。館内で放映されている復元工事の映像シアターは興味深かったです。映像を観ることで、改めて釘隠しや畳、土壁や屋根瓦など職人さんの技術のスゴさについて理解を深めることができました。見応えは十分にありました。奉行所の入館料の値上げについてアンケートがされていましたが、答えは賛成です。北海道外からの観光客からは倍くらい取っても良いと思います。奉行所内の土壁、観光客が頻繁に触れる事が原因と思われる傷が沢山ありました…補修や維持管理の為やむなしと思います。
函館の要所となる五稜郭にあった函館奉公所。処罰を与えたり、重要な決め事をする場所として使われた。戊辰戦争の最後の戦いとなった舞台の五稜郭の歴史についての展示もあり。大人500円で、歴史と昔の息づかいに触れる事ができる。特別史跡五稜郭跡の復元された庁舎が2010年6月に完成し、翌月一般公開されました。江戸時代の姿を再現するため、可能な限り当時の材料と同じ産地・工法にこだわり、多くの職人の技術を結集した復元プロジェクトでした。復元されたのは全体の約3分の1の規模ですが、当時の雰囲気を感じられる施設。
よく復元したなーと感心しました。職人さんたちの知識と技術が詰まってます。ただ、木造だし土壁なので保存するのが大変そう。約20億円が活かされますように。みんなで大切に残したいですね。
時代に翻弄されて、解体の運命をたどった歴史を知り、復元に関する資料や映像も大変興味深いものでした。知ってから瓦や外観を見ると、当時の様子がしのばれます。
箱館奉行所は、日本の北辺防備の拠点として設置された江戸幕府の役所です。当初は箱館山の麓に置かれましたが、内陸の地に移転が計画され、その外堀となる五稜郭と共に1864年(元治元年)に完成しました。1868年(明治元年)戊辰戦争最後の戦いとなる箱館戦争の舞台となり、旧幕府脱走軍降伏2年後の1871年(明治4年)に解体されました。地上に存在した期間はわずか7年。2010年(平成22年)、可能な限り建築当時の材料・工法を使用し、庁舎の1/3の規模を復元。幕末から明治維新にかけての空気を感じられる場所です希望すればガイドもしてくれます。
五稜郭のど真ん中にある立派な建物はとても見応えがあります。よくあるお城よりは歴史的には新しいのでとても興味深いものがありますね。五稜郭は桜が有名ですが、奉行所の前辺りに咲いていた一本の梅?の木も綺麗でしたので思わずパチリ!
五稜郭に関する多くの展示がされています。説明動画が放映されているエリアもあります。また、単純に奉行所の建物としても見るべき所が多数あります。入場料500円に対してボリューム満点です。
| 名前 |
箱館奉行所 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0138-51-2864 |
| 営業時間 |
[金土日月火水木] 9:00~17:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
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復元された函館奉行所。五稜郭に関する展示がなされているほか、五稜郭御城印等も購入することができる。