縄文時代のタイムカプセル、貝塚体験。
貝塚跡の特徴
縄文時代の魅力が詰まった貝塚跡は、まるでタイムカプセルです。
大森貝塚遺跡庭園内にあり、貝や縄文土器片が実際に展示されています。
生の貝塚を間近で見られる貴重な機会を提供する歴史的スポットです。
2025年12月26日に見学しました。以前から電車で通過する度に気になっていましたが、ようやく訪れることが出来ました。縄文時代後期から晩期(B.C.2400年〜B.C.200年)の貝塚です。縄文時代後期は、寒冷化に向かう時代で縄文海進が終焉して海岸線が後退しました。陸上の食物が減少していった時期です。大集団集住から分散小集落化に向かいますが、関東地区の集落も少なくなります。食糧事情の逼迫から海産物への依存度が高まり、縄文時代晩期まで継続して形成されたのが大森貝塚です。すぐ下のJR線辺りが、その縄文時代の海岸線だと思います。エドワード・S・モース博士(米国ポートランド市出身)が、明治10年1877年に大森貝塚を発掘調査しました。その功績により、昭和4年1929年に「大森貝塚の碑」が建てられました。実は、最初に大森貝塚を発見したのは、幕末に活躍したシーボルトの次男で外交官として来日していたハインリヒ・フォン・シーボルトではなかったかと考えられています。彼が出版した日本の考古学書「考古説略」が、日本で初めて考古学の表記をしたと言われています。その意味でも日本考古学の出発点ともいえる記念の場所だと思います。昭和30年1955年に国の史跡に指定されました。今更ですが、高校生の頃から来てみようと思っていた貝塚に来れて良かったです。
ここで出土した貝や土器の破片があります。
「貝塚は縄文時代のタイムカプセルだ」大森貝塚遺跡庭園にある貝塚跡の近くに、貝層の展示があり、実際にここで出土した貝がらや縄文土器片を見ることができます。モース博士が東大の学生たちを引き連れて発掘した当時はもっと広範囲に調査されたのだと思いますが、現在は埋め戻されています。その現場の痕跡がこの「貝塚跡」によって示されています。繩文時代後期・晩期の貴重な一括資料ではありますが、弥生時代、奈良時代の遺物も出土していて、今も昔もずっと継続して、人々の生活を育む大地であったことが分かります。アサリ、ハマグリ、アカニシ(アサリを食べてしまう肉食の貝)、サルボウガイ(小ぶりの赤貝のような貝。今でも食用に供されるが、流通量が少なく食べる機会はあまり無い)など、縄文時代を生きた人々の生活を想像すると楽しいです。これほど有名な場所ですが、とても静かなところなのでぜひ立ち寄りたいところです。
| 名前 |
貝塚跡 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.6 |
| 住所 |
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生の貝塚が見られる貴重な展示です。