庚申の夜、神秘を感じる。
庚申塔(大鳥神社)の特徴
四基の庚申塔が並ぶ、神秘的な場所です。
旧暦の庚申の日に訪れると特別な体験ができるでしょう。
お稲荷さんの手前にある、静かな空間で思索にふけれます。
旧暦では60日に1度、庚申(かのえさる)の日が巡ってきますが、この夜眠ってしまうと人の体内にすんでいる三し(さんし)という虫が天に昇り、天帝にその人の日ごろの行いを報告するという道教の教えがあり、罪状によっては寿命が縮まると言われていました。寿命が縮まっては大変。この日は身を慎み、虫が抜け出せないようにと徹夜して過ごしました。日本では既に10世紀ごろには盛んだったようで、「枕草子」、「大鏡」などに記述があります。この教えが広まっていく中で仏教や庶民の信仰が加わり、江戸時代には全国の農村などで大流行しました。身を慎むことから始まりましたが、徐々に米や野菜、お金を持ち寄り、皆で飲食・歓談して過ごす楽しい集まりになっていきました。また、さまざまな情報を交換し、農作業の知識や技術を研究する場でもありました。この集会を3年18回続けた記念に建立したのが庚申塔です。長寿や健康のみならず、家内安全や五穀豊じょう、現世や来世のことなどを祈り、それを碑面に刻みました。
| 名前 |
庚申塔(大鳥神社) |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
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お稲荷さんの手前にある四基の庚申塔。左側にある三猿が掘られた駒型の庚申塔は江戸の延宝時代(1673年〜1681年)のもの。一つ空けて三基の庚申塔があって、両端の二基が江戸時代、綱吉が治めていた元禄時代(1688年〜1704年)の頃のもので、真ん中の一基が富士山の宝永大噴火や宝永地震という天災が続いた宝永時代(1704年〜1711年)のもの。顔欠けがあったりするが、いずれも六臂の青面金剛明王で、三尸虫(ショケラ)は持たず足元にも邪鬼を踏み付けておらず、オーソドックスな三猿の上に立っていらっしゃるタイプ。今の時代に参拝に来る人たちを眺めていらっしゃるのでしょうね。2026/03/27