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小林寺(龍王山)は、聖観世音菩薩を本尊とする曹洞宗のお寺です。過去に2回も大火に遭い、書類がすべて燃えてしまっているため、寺の沿革については詳しいことは判りません。ただ、お寺の東200m程の所にある墓地に、室町時代初期の正長元年(1428年)の日付が入った「開山小仙」銘の宝篋印塔があり、小林寺と関係があるものと推定されています。また、福山藩主だった水野家に関する古文書「水野記」には、「小塚村に香雲山昌林寺という禅宗のお寺があり、翁山城主の長谷部元信が九石七斗五升を寄進した。寺には室町時代末期の天文3年(1534年)に再興した際の棟札がある」といった内容が書かれています。江戸時代に入ると、総領町(庄原市)にあった雲興寺の第八代住職 椿霊岳州和尚により曹洞宗に改宗・再興されて今に至っています。お寺の境内の傍に「塔の岡」と呼ばれる丘があり、そこから金銅の仏像3体が出土しています。そのうちの聖観世音菩薩と認められる1体を、お寺の本尊として安置したようです。境内に残る建物は本堂、庫裏、鐘楼、六地蔵堂です。本堂は昭和31年(1956年)に改修されています。また、鐘楼は平成8年(1996)年に再建されたものです。主な所蔵品としては、宝篋印塔と地蔵像があります。