安養寺石仏群と静寂な時間。
庚申塔・馬頭観音の特徴
住宅地の中にあり、公園と向かい合っています。
古い石仏群が見られる、歴史を感じる場所です。
安養寺墓苑の道路際区画に位置する、特別な空間です。
安養寺の一角に集められている石仏群。周辺の宅地・道路開発の際に行き場が無くなった物を引き取ったのだろうか。三猿が3方向に配されている庚申塔はやや珍しい。状態はそれなりだ。
2023/12/21ここは安養寺墓苑の道路際区画。いくつかの石塔が2箇所に分かれて立っている。寺に有ったものと思われ卵塔なども有るので、おそらく廃寺の墓石や周囲から集めた庚申塔などをここにまとめたと考える。右から見て行く。①庚申塔(笠付方柱/日月/大日如来坐像/三猿)「種字(アーンク/バーンク) 奉造立庚申供養(為二世安樂)〜元禄五壬申天四月吉(祥)日・施主 日野之中村講中 十三人」ー1,692年建立。種字(アーンク/バーンク) は、胎蔵界大日如来と金剛界大日如来。日野で大日如来の庚申塔を見るのは2度目だが、この地の特徴か。②庚申塔・道標〜(駒形板状/日月/青面金剛/邪鬼/二鶏/三猿)「これより右(り)加まくら道 寛政七卯七月吉日・左ぐめうじ道 宮ヶ谷村庚申(講中)」ー1,795年建立。③庚申塔(突頂方柱/文字)「庚申塔・萬延元年(庚申十一月吉日)」ー1,860年建立。( )は資料引用。④庚申塔(笠付/日月/青面金剛/三猿)「種字(キリーク/サク/サ)施主 敬白・種子(ア) 庚申同行(◯)三人・種子(ア) 延宝八庚申年三月吉日」ー1,680年建立。この塔にも阿弥陀三尊の種字が有るが、左右面の種字はいずれも(ア)に見える。それで間違いないかは定かで無い。⑤馬頭観音(光背舟形/馬頭観音坐像)「観音講中 (台座に10名ほど)・宮下 宮ケ谷 七人 (5名)・嘉永六丑年十一月吉日」ー1,853年建立。久々に見る本格的な馬頭観音像が彫られた塔。この講中の人数が謎だ。⑥石塔(駒形方形/文字)一番左端の小さな石塔。今は何も読めず、また折れた形跡が有る。(個別写真は撮らず)
| 名前 |
庚申塔・馬頭観音 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
〒234-0054 神奈川県横浜市港南区港南台2丁目18−18 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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住宅地の中、公園と向かい合う形で墓地があり、墓地の入口左右に古い石塔物が集められている場所があります。その中の庚申塔(右に3基、左に2基の計5基になります)について記述します。右のブロックから。①駒型の庚申塔です。正面に「萬延元年 庚申塔 八月吉日」(1860)道標も兼ねていたようで、右側面に「上り かまくら」左側面に「下り ぐめうじ」と刻まれています。②唐破風笠付角柱型の庚申塔です。2種の種子(バーンク:金剛界大日如来、アーンク:胎蔵界大日如来)、大日如来坐像、三猿(正面と左右で計3)で構成されています。正面右に「奉造立 庚申供養為二世禾樂」正面左に「元禄五壬申天四月吉祥日」(1692)右側面下部に猿左側面に「施主日野之中村講中 十三人」と猿が刻まれています。種子&大日如来といい、三猿の構成も含めて比較的珍しい庚申塔です。③駒型の庚申塔です。日月、青面金剛立像、邪鬼、二鶏、三猿で構成されています。右側面に「寛政七卯七月吉日 是より右りかまくらみち」左側面に「宮ヶ谷村 庚申講中 左ぐめうじみち」と刻まれています。次に左ブロックの2基について。④角柱型の庚申塔です。正面に「庚申塔」右側面に「萬延元年庚申十一月吉日」(1860)と刻まれているようです。※風化と白カビで目視で読み取るのは難しいです⑤唐破風笠付角柱型の庚申塔です。種子、青面金剛立像、三猿(正面と左右で計3)で構成されています。正面上部に三種の種子「キリーク・サク・サ」、下部に「施主 敬白」右側面に種子「ア」、「庚申同行廿(二十)三人」と猿左側面に種子「アク」、「延宝八庚申年三月吉日」(1680)と猿が刻まれています。全体的なバランスも、また種子も豊富で堂々とした大変立派な庚申塔です。見応え充分です。