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大堂は、旧下赤塚村にある寺院で、現在は松月院 の管理となっています。18世紀末に成立した地誌、 『四神地名録』によれば、大同年間(806~10)の建 立と伝えられるとあります。また、19世紀前半成立の 地誌、『新編武蔵風土記』には、阿弥陀堂(大堂)は、 建武・延元頃(14世紀前半)の建立で、七堂伽藍をも つ荘厳な大寺であったことから、大堂と称されたと 記されています。さらに同書によると、永禄4年(1561)の上杉輝虎 による小田原城への出兵に際しては、兵火によって 大堂は焼失してしまい、以降は寺勢も衰微したとさ れます。現在の建物はその後、再建されたと考えられます が、少なくとも延宝年間(1673~81)にはさかのぼ れる三間四方の三間堂です。なお、国の重要美術品である暦応3年(1340)の 銘をもつ銅鐘は、区立郷土資料館に、天正2年 (1574)の像内銘がある阿弥陀如来坐像と、閻魔王 坐像はともに松月院の寺宝館「松宝閣」に、それぞれ 保存・展示されています。