経蔵の八角形、768の知恵を巡る。
経蔵の特徴
八面体の回転式書架には、768箱の経典が納められています。
経蔵は1641年に建立された、重要文化財の寺院です。
屋根の美しい傾斜が印象的で、存在感のある五重塔があります。
経堂の内部には通常非公開ですが、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩など六躯が安置され、壁面には八大菩薩や十六羅漢が描かれています。中央には、八面体の回転式書架(輪蔵)が設けられていて、総計768の経箱に入れられた天海版の「一切経」が納められています。
令和三年 3月27日春の香りを探して仁和寺 経蔵仁和寺境内仁和寺の経蔵は、1641年(寛永18年)~1648年(慶安元年)頃に建立された禅宗様式の建築物(国重文)。内部中央には八面体の回転式書架(輪蔵)が置かれ、天海版の『一切経』が収蔵されている。天海は、徳川家康の側近として江戸幕府の政策に関与した天台宗の僧。天海版の『一切経』は、三代将軍徳川家光の支援を受けて1648年(慶安元年)に完成したもので、上野の寛永寺で刊行されたことから「寛永寺版」とも呼ばれる。
京都府京都市右京区御室大内33にある世界遺産の真言宗御室派総本山仁和寺の中にあります。世界遺産で真言宗御室(おむろ)派総本山の仁和寺では、お経の本棚ともいえる輪蔵(りんぞう)のある経蔵(国重要文化財)「きょうぞう」があります。4月ぐらいには、一般公開されています。江戸時代前期の17世紀の建造で、内部中央に八面体の回転式の書架が設けられています。各面に96箱、計768の経箱が備わり、多数の経典を集めた天海版の一切経が納められています。輪蔵の周囲には釈迦如来などが安置され、壁面に八大菩薩(ぼさつ)などが描かれている。アクセスは、京都駅 26番にて約40分。
内部には八面体の回転式書架があり、各面96箱、総計768箱が備えられています。
経典が納められている建物。金堂に向かって右側にあります。
緑の格子がとても印象的でした。
研修のために訪れたので、特別に見せていただきました。チベットやネパールのマニ車のように数百のお経を納めた棚を回転させると読経と同じ功徳が得られるという仕掛けらしいです。長い風雪に耐え壁画や彫刻が残っていました。仁和寺の至宝は通常公開されていないのですが、特別公開に合わせて訪問が必要です。素晴らしい国宝や重要文化財は必見なので、四季のお庭の見学や、有名な御室桜の公開など情報をチェックして、こまめに訪れなければなりません。
普段は拝観出来無いです。緑色の格子窓が印象的でした。
経蔵(重要文化財) - 寛永18年(1641年)から正保2年(1645年)の建立。禅宗様建築。輪蔵が設けられ、計768もの経箱が収蔵されている。
| 名前 |
経蔵 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[月火水木金土日] 10:00~16:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
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2025.1.26京の冬の旅で、特別公開されていました。応仁の乱の際に焼けてしまい、江戸時代に再建。中国の建築様式で建てられたので、仁和寺の中でも少し変わった雰囲気を感じられます。通常は非公開の建物なので、公開のタイミングがあれば、ぜひ行ってみてください。