山脇巌設計の貴重なアトリエ。
三岸家住宅アトリエの特徴
西武新宿線鷺ノ宮駅から徒歩8分の隠れ家的存在です。
戦前に建てられた貴重な昭和モダニズム建築です。
新・美の巨人たちで紹介された話題のアトリエです。
懐かしく、優しい空間でした。
西武新宿線鷺ノ宮駅から北に徒歩8分くらいの、新青梅街道から住宅地に入ったところにあります。洋画家三岸好太郎氏がデザインして、バウハウスに留学した建築家山脇巌が設計したモダニズム建築です。今の街並みからは想像出来ませんが、三岸夫妻がこの地を選んだ当時は、武蔵野の農村地帯でそばに藁ぶき民家があったそうです。1934年完成当時の、白い外壁に大きなガラス窓がある飾りの無いシンプルな外観の写真が知られていますが、今は大きな木が育っていたり、屋根があったり、暖炉のある部屋が増築されていたりして、印象は写真とは大分違っています。螺旋階段が目を引くアトリエは2階まで吹き抜けの開放的な空間です。アトリエの採光は通常北側ですが、南側が大きな窓になっているのは珍しいと思います。夫妻の画材や、作品を収めた多数の出版物が展示されていて、三岸夫妻が洋画界に遺された大きな足跡が感じられます。建物は長く使われておらず、歴史的価値があると評価されたのは2009年になってからで、その後一般公開されて、現在はレンタルスタジオとして運営されています。作り物でないレトロな雰囲気は貴重です。無料公開されることもあり、螺旋階段を上がって2階まで見学することができます。コンクリートではなく木造建築で、最近窓を改修したそうですが、全体に老朽化が相当進んでいて維持は大変と感じました。元の玄関の赤い扉の脇の電球が室内の照明をも兼ねているのは面白いです。南側の山椒の木には赤い実が生っていました。カフェもあり、花と緑が溢れるような庭でゆっくりすることもできます。
山脇巌さん設計の三岸アトリエへ。1934年建築されたので築89年か..名建築の管理は大変ですね。
たまたま寄ったら公開日前日!何このニアミス。
ご近所でも、入口がわからないと仰る方が多いご様子ですが、素敵な場所です。公開がある日は是非お庭を見学してみてください。5月は薔薇が見事でした。
中野区上鷺宮の三岸アトリエ。画家三岸好太郎、節子夫妻のアトリエとして、バウハウスに留学した山脇巌氏が設計したものだという。1934年に建設された木造の建物は増築の痕跡はあるものの、6.2×5.3×4.5Mの螺旋階段がある吹抜け空間を中心として当時の空間が保たれている。国登録有形文化財に指定されているようだが、レンタルスタジオとして利用できるそうだ。併設されるみなみコーヒーは月変わりの豆でコーヒーを提供。ちょうどマンデリンは好みでした。 @minamicoffee
新美の巨人たちで、三岸節子のアトリエがまだあることを知って見に来ました。徒歩で行けるところでしたが、住宅街にひっそりとあり、気にしてみないとわからないです。
先日のテレビ番組「新・美の巨人たち」で紹介されてました。
東京文化財ウイークで伺いました。カフェがありますが、本日は建物見学がメインでしたので利用はしませんでした。三岸好太郎が建てた木造建築です。やはり2011年の東日本大震災の爪痕がここにも残っていました。
| 名前 |
三岸家住宅アトリエ |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
03-6820-0707 |
| HP | |
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
|
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設計:山脇巌(永田建築事務所)竣工:1934年バウハウスに留学した山脇巌が帰国後、友人の画家三岸好太郎・節子夫妻のために設計したアトリエ。バウハウスなどで試みられていた、のちにインターナショナルスタイル(国際様式)と呼ばれることになるモダニズムの建築デザインの日本における代表的作例である。作品制作必要な大きな採光用ガラス窓のデザイン、白い箱型の幾何学的フォルム、鉄製螺旋階段をもつ二層吹き抜けの内部空間、などに特徴がある。 1920年代を彩った前衛美術運動の潮流を受け、山脇と三岸は設計者と施主という関係ながらあたかも共同設計のようなプロセスを経て、このアトリエの建設を実現していった。西欧における最先端の造形改革運動に敏感に反応した建築家、美術家たちによるモダニズム受容のプロセスと、昭和初期の日本における建築・美術の領域横断的な交流の足跡をたどることのできる貴重な作品である。いくたびかの増改築を経て竣工時の姿は改変されてしまっているが、内部空間は往時の姿を髣髴させ、1930年代の日本におけるモダニズム建築の息吹を力強く伝えてくれている。この時期のモダニズム建築は現存するものがきわめて限られるため、その歴史的価値はますます重要度を増しているといえる。