歴史を感じる鞍月用水散歩。
鞍月用水の特徴
金沢市街地を流れる美しい鞍月用水は、涼しさを感じられます。
鞍月用水うるおいの道は、風情があり散歩に最適な場所です。
四季折々の顔を見せる用水沿いで、夜の散歩も楽しめます。
2024年2月28日17:50訪問:金沢の街中を流れる用水。できたのは平安中期という。灌漑用としてだけではなく、油の圧搾などに使われ、近代では製紙工場の動力としても使われたという。古い町並みを見るのも良いが、金沢に住む人々の下支えとなっていた用水を眺めるのも、趣があって良いなと思いました。
綺麗な用水 金沢観光で撮影豊かな水量で涼を誘いますね。
香林坊の裏手、一段下がった所を流れる鞍月(くらつき)用水。このあたりは落ち着いて情緒ある通りに。いいお店も多いので、金沢の街歩きには素敵なスポットです。
整備されたきれいな用水です。昭和時代に現在の長町中学校の゙場所に染色工場があり、時々ですが赤、青、黃などの゙水がそのまま流されてました。また至る所に川面まで下りる石段があり昔の洗濯場の゙面影がありました。
金沢の市街地中心部を流れる鞍月用水。香林坊から先は流れに沿って飲食店などが並び、「せせらぎ通り商店街」と呼ばれています。風景に合ったお洒落な外観のお店が多く、絵になる光景ですね。
昭和町付近から市役所あたりの鞍月用水を鞍月用水うるおいの道と呼ぶそうです。
風情があって、散歩するのにちょうど良いです金沢駅でもこの水が使われているらしいです。
街中に流れる川で四季折々の顔が楽しめる。
町中を流れる鞍月用水沿いに散歩するのもおつですよ。
| 名前 |
鞍月用水 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
076-220-2208 |
| 営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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鞍月用水(くらつきようすい)は、金沢市を貫流する歴史的な水路だ。犀川七ヶ用水の一つで、犀川を源流に約15kmの長さを持ち、城下町の水運、農業、防災など多目的に使われてきた。現在も街の中心部を流れ、「せせらぎ通り」として親しまれている。鞍月用水の起源ははっきりしないが、江戸時代初期、加賀藩二代藩主の前田利長が金沢城を防衛するために築いた外堀(惣構堀)の一部と考えられている。伝承によれば、築城技術に秀でたキリシタン大名の高山右近が慶長4年(1599年)頃に掘削を指揮したという話が地元では知られている。用水は城の防御線としてだけでなく、周囲の村々に水を供給して農業を支え、その範囲は13ヵ村、石高にして8千石余にも及んだ。水田の開発や農業生産の増加を促し、「加賀百万石」を支える基盤となったわけだ。また鞍月用水には、正保年間(1644~48年)頃の面白い逸話がある。油屋与助という菜種油の商人が、この用水の水量を利用して水車を動かし、灯明用の菜種油を生産していた。水車を安定させるために水量調節の堰を築き、この堰が「油瀬木(あぶらせぎ)」として地名に残ったほどで、現在も金沢の町名「油車(あぶらぐるま)」として記憶されている。江戸期の鞍月用水は、城下町の住民の生活用水や防火水利にもなっていた。大火が起きれば、住民たちがこの用水から水を汲み取り消火活動にあたり、雪の多い金沢では道路の融雪用水としても使われてきた。明治維新後は、新たな産業の動力源としても活用されている。特に有名なのは、明治7年(1874年)に長町に設立された金沢製糸場で、当時全国で2番目の規模を誇ったこの工場は、鞍月用水の豊かな水量を動力源として生糸生産を行った。戦後の高度成長期には都市化が進み、多くの用水が埋め立てられたり暗渠化されたりした。鞍月用水も例外ではなく、1960年代以降、街の中心部ではその姿を隠してしまった。しかし2000年代に入ると、歴史的な水景を再評価する動きが起こり、香林坊から柿木畠周辺の鞍月用水は再び地上に姿を現した。これが現在の「せせらぎ通り」だ。ビル街に水の流れが蘇り、街歩きを楽しむ人々の憩いの場となっている。また、鞍月地区では2003年に石川県庁が移転した際に周辺の調整池などで水が活用され、現代的な都市空間の中にもその役割を残している。鞍月用水周辺には、金沢城の惣構堀の遺構や、江戸の武家屋敷跡が今も残っている。長町武家屋敷跡を訪れれば、土塀の脇を静かに流れる用水路や石垣が城下町の風情を感じさせる。香林坊や柿木畠といった地名も、この用水の歴史を色濃く伝えている。さらに、このあたりの地名や用水には源平合戦時代の戸下駄伝説という、湿地帯に苦戦した兵士たちが家の戸板で下駄を作って脱出したという昔話も残る。鞍月用水は、単なる灌漑設備に留まらない。城を守り、農業を豊かにし、街の暮らしを支え、近代産業を興し、現代の街づくりにも活かされている多面的な水路だ。その流れは金沢という街の成り立ちそのものであり、過去から現在、そして未来へと、街の記憶を伝える水の遺産でもある。せせらぎ通りを歩きながら、澄んだ水に触れれば、その歴史の深さを改めて感じるだろう。