血天井で感じる歴史の迫力。
養源院の特徴
俵屋宗達の手による杉戸絵は、見事な獅子や麒麟を描いています。
浅井長政の菩提寺であり、血天井が圧倒的な迫力で存在感を示しています。
三十三間堂の近くに位置し、伏見城の遺構を利用した再建が際立ちます。
平日に訪れたので、ゆっくり見ることが出来ました。テープレコーダーと人からの説明聞けました。浅井長政公の菩提寺です。狩野山楽の襖絵や俵屋宗達の杉戸絵。伏見城の廊下で、徳川方の兵士らが自刃した時の血の付いた板を ここでは弔いの意味を込めて 天井に張っています。今でも、その時のもようがわかる 血のしみも、有ります。お寺に至るまでの木々も素敵でした。
2024.11末に拝観しました伏見城の戦いで自刃した徳川家の武士たち380余名の血が染みついた、血天井があることで有名です血天井は、伏見城の戦いで自刃した徳川方の武士たちの血染めの床板を天井に用いたものでこれは、戦で亡くなった武士たちの霊を弔うため淀殿の妹であるお江が、幕府の反対を押し切って寺院を再建する際に、その条件として血天井を用いることを提案したためとのこと直ぐ近くには、法住寺もありこちらは赤穂浪士・大石内蔵助が討ち入り前に参拝したとされていて歴史好きにはとても良いかもしれません三十三間堂も直ぐ近くですし神社仏閣巡りには最適ですね。
何度訪れても心惹かれる寺院。伏見城の遺構である鳥居元忠公や家臣達の絶命を物語る血天井もさることながら、なんと風神雷神図屏風で有名な琳派の祖俵屋宗達が奉納した杉戸絵が間近で鑑賞できる。静寂の寺院に躍動感ある宗達の獅子や白象の杉戸絵や襖絵を堪能できる贅沢すぎる空間。国宝級のシロモノばかりを拝める。寺院の案内もしていただけて贅沢極まりない。あまり知られて静寂さを失ってほしくないけど、もっと知られるべき寺院だと思う。
豊臣秀吉の側室 淀殿が父 浅井長政の追善の為、長政の二十一回忌に建立される開山は長政の従弟で比叡山の高僧であった成伯法印、長政の院号を以って寺号としたのは文禄三年五月(1594年)である養源院の寺院名は浅井長政公の戒名そのものであるその後程なくして火災にあい焼失するも、元和七年(1621年)に淀殿の妹で二代将軍徳川秀忠公正室、お江により伏見城の遺構を用いて再建される以来、徳川家の菩提所となり歴代将軍の位牌をまつる寺院となる現在の本堂(客殿)は再建時のものとなる平成二十八年二月に本堂(客殿)、護摩堂、中門、鐘楼堂等が国の重要文化財に指定された。主な文化財(建築物)は下記。・養源院 護摩堂・養源院 鐘楼堂・養源院 客殿・養源院 中門。
伏見城で自刃した徳川家の武士の血染めの板を寺院の天井板として使用した、その血の部分や俵屋宗達の絵の事、お寺の由来。全てきちんと説明していただきました。ありがとうございました😊
戦国武将浅井長政の菩提を祀るお寺です、茶々、お江の寄進を受けたため豊徳合一の由緒がありますお寺そのものは小振りながら見どころは多く、俵屋宗達の杉戸絵が、象、獅子、麒麟の題で左右一双のものが三点あり、いずれも入室した人を迎える空間デザインとして配置してあり、杉の模様や遠近法を活かした技法と大胆さに溢れた絵に感心させられます。絵としては他に狩野山楽の障壁画がありますが近付けないので鑑賞したいならオペラグラスがあるといいかもしれません。関ヶ原の折の伏見城落城に伴う鳥居元忠と徳川方の武士達の切腹跡、説明を聞きながら見上げると体の姿勢や手足の位置まで見て取れ、歴史に思いを馳せることができます。日差しが強すぎると見えにくいとのことで曇りの日でよく見えました拝観者が居る限りはお寺の方が案内をしてくれます(途中参加可)、私の時はとても元気な刀自がいい勢いで説明されていて楽しかったです境内にあるヤマモモは秀吉お手植えだそうです。
俵屋宗達が、杉の板戸に描いた獅子、裏が麒麟、奥に白象400年もの間よく無事に残っていたものです。住職の奥様が詳しく解説してくださいました。浅井家と俵屋宗達、雁金屋と思いを馳せ、楽しい時間を過ごしました。もう一週間もすれば、桜も満開でしょう。
血天井や杉戸絵で有名。俵屋宗達の老松図襖絵がすばらしかった。少々怖めのお爺さんの説明が終わるとさっと帰ってしまう人が多いですが、残って見てても何も言われませんよ。
門をくぐれば石畳、鹿王院を思い出すような参道、紅葉が綺麗だろうなと想像、珍しい井戸水でのお清めかと、早速操作するも、あれっ、水は出ず。本堂へ、拝観料600円なり、ここからが他の寺院と大きな違い、真面目さが伝わって来ます。秀吉の側近の淀君が父の浅井長政の為、冥福を祈り、建立、その後、火災で焼失も淀君の妹、将軍徳川忠秀の正室のお江により、伏見城の遺構を使って再建されました。先ずは一般的な説明から…俵谷宗達の白象の説明辺りから、親切丁寧さが目だって来ます。実は親子象なのですよとか、後ろを見て、麒麟ビールの麒麟の絵や唐獅子等、杉の木の目を利用した模様使いとか色使い等、最後はこの杉戸絵、開け締めした時のからくり迄…宗達の金箔を使った絵や狩野山楽の絵も説明が有ります。もう一つ、1600年伏見城の戦い。鳥居元忠62才、徳川方の大将が豊臣方の軍勢に落ちる直前、380人の家来の死を見届けた後に自刃、これが頭、うつ伏せの姿、腰はこの位置、足はこのようにと、竹の棒で指しての説明。有名な血天井の説明を聞く。他の寺院なら「ごゆっくりご観覧を」で終わるのだがここは違った。みっちり説明を頂いた養源院、お帰りは通用門からと言われ、その通りに門を開閉して帰路へ。門前で振り返って見るとあれっ景色が変わった。参りました。
| 名前 |
養源院 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
075-561-3887 |
| 営業時間 |
[月火水木金土日] 9:00~16:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
三十三間堂に比べてひっそりとしていますが、とても綺麗で素敵なお寺でした。拝観料は600円で、血天井や壁画、仏像など一つ一つ丁寧に案内をしていただけます(一周30分でした)。お休みの日もあるようなので、事前にInstagramで確認しておくと安全です。血天井には鳥居元忠自害の人型も残されており、解説のお陰でどれがその跡なのか知ることができます。淀の方とお江の方の家族を思う気持ちと、太平の世を望む気持ちが強く伝わってくるお寺でした。御守り、冊子もそれぞれ500円でこちらが申し訳なくなるくらい良心的でした。猫ちゃんも多くて癒されました。ありがとうございました!