歴史と桜と静寂の一体感。
上品蓮台寺の特徴
聖徳太子が創建した歴史ある真言宗の寺院です。
境内には美しいしだれ桜が見頃を迎えます。
千本通の十二坊町に位置し、散策に最適です。
ご本尊の延命地蔵尊はかつて野辺送り(中世のお葬式)の後、蓮台野に埋葬する際千本通を北上してお参りした3体のお地蔵さんの3体目。(1体目は、釘抜き地蔵。2体目は歯形地蔵)ただしこちらは屋内が非公開で、境内の散策のみ可能です。ちなみに、「蓮台野」は現在の北区紫野東蓮台野町・西蓮台野町を指し、今宮通以北の千本通より東側です。現在はご本尊の延命地蔵尊よりも、春になると見事な桜並木で有名です。こちらの本堂は境内の南側にありますが、境内の桜は北ほど濃密で絶景になります。江戸時代にはこの寺院に塔頭寺院が12寺あって、そちらに日本中から学者や芸術家が集まって「十二坊」と呼ばれる研究機関がありました。現在の地名「十二坊町」はその名残です。
令和5年 4月9日 京都+桜🌸=雅上品蓮台寺桜の穴場名所ですね♪̊̈♪̆̈観光寺院ではないのでゆっくり静かに散策参拝しましょう。
京都市北区紫野十二坊町33-1 にある真言宗のお寺です。京都三大葬送地の一つ蓮台野に建っているお寺です。千本閻魔堂で遺体が運ばれて、その後に上品蓮台寺から船岡山あたりが蓮台野と言われている葬送地になります。鳥部野「とりべの」は、清水寺になり、化野「あだしの」は、化野念仏寺になり、蓮台野「れんだいの」は上品蓮台寺になります。上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)は千本通り沿いにある真言宗智山派のお寺です。聖徳太子の開創で、宇多天皇が再興したと言われています。墓地には、仏師の定朝のお墓があり、また、国宝の「絵因果経」(天平時代の仏教絵巻)など多数の寺宝を有しておられます。アクセスは、市バス「千本北大路」下車徒歩約5分。
2023.03.25しだれ桜は散り終わり紅しだれは咲き始めでした境内奥には区民の誇りの木と題してスモモが咲いていました染井吉野は満開。本堂等の拝観は出来ないが季節を通して色とりどりの花が咲き訪れる人を楽しませています。
船岡山で朽ちた地蔵を拝した時、この辺りは蓮台野と呼ばれ昔は葬送の地だったのを思い出し千本通の十二坊町を訪れましたが今は住宅地なのでこの寺院に訪れ境内を散策してました。上品蓮台寺は由来が古く、聖徳太子の創建で10世紀に現在の寺号に、しかしあの応仁の乱で焼亡・16世紀に真言宗として塔頭十二坊を有し復活。当時は無数の卒塔婆が有り千本通と名付けられた様です。この辺りの地名もこの寺院が起源となっているので歴史を感じます。以前桜満開の時訪れましたが観光の方は、他と比べて少なくゆっくりします。
千本通りを通ると、桜が綺麗に咲いていたので、お参りしました。能や歌舞伎の土蜘蛛の題材となったところとは知りませんでした。いいお寺でした。
平等院鳳凰堂 阿弥陀如来坐像が唯一の確定作として残る定朝のお墓があります七条仏所跡とセットでお参りされることをお勧めします。
歴史ある小さなお寺さん。境内は自由に散策できる。
2021年3月21日に訪れました。桜はまだ咲き始めで3分咲きくらいでした。
| 名前 |
上品蓮台寺 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
075-461-2239 |
| 営業時間 |
[金土日月火水木] 9:00~17:00 |
| HP |
https://ja.kyoto.travel/tourism/single02.php?category_id=9&tourism_id=24 |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
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司馬遼󠄁太郎「兜率天の巡礼」 主人公の最後の場所。平等院鳳凰堂御本尊の仏師の墓所。百日紅が満開。往時は12坊の大寺。地名に残る。