五重塔の跡地で悠久の時を。
天王寺の特徴
晴れた日の谷中霊園は特に長閑で心が癒される場所です。
幸田露伴の小説五重塔が舞台になった由緒ある場所です。
現在は五重塔の基礎のみが残り、静かな憩いの場として利用されています。
R7.8.平日9:40静かでゆっくり参拝出来ました。
天王寺というと大阪環状線の南側ターミナル駅で、近くに阿倍野ハルカスや通天閣がある場所というイメージがあります。この天王寺は、日暮里駅南口改札を出て谷中霊園方面に向かってすぐのところにあります。山門をくぐるとやや大きい大仏さんがいます。天王寺は鎌倉時代の創建といわれ、都内でも有数の古寺です。江戸時代には「富くじ」興行があり、目黒の滝泉寺、湯島天神とともに江戸三富と呼ばれて賑わいました。また、小説のモデルとなった江戸時代創建の天王寺五重塔は、度重なる災害や戦争に耐え、谷中のランドマークとして親しまれてきましたが、1957年に焼失しました。その跡地は今も谷中霊園に残っていて基礎の跡が残っています。
日暮里駅北口を左に曲がると左手に寺院が見えてきます 日暮里駅とは違い 静かな寺町です If you turn left at the north exit of Nippori Station, you will see a temple on your left. Unlike Nippori Station, it is a quiet temple town.
谷中霊園の中央辺りにあります。桜並木が綺麗。
晴れた日は、特に長閑な感じがします。
戦後、五重塔は炎上し跡形もない。今は公園であり、銀杏の大樹をはじめ灌木が繁る静かな公園である。一角に都内で唯一という警察官の駐在所があり、その駐在さんが端正込めて育てる百合の花が大層美しく、特に夜の、うっすらと芳香が漂い、月明かりにしおらしくも凛として咲く様は実に夢幻の境地へ誘うに足る。春は桜の花波で、それが散るとモミジの爽やかな若葉が繁りあい、そしてここの百合へと引き継がれ、秋には銀杏の黄葉が見事である。冬ばかりは寂しいが遠く渡ってきた尾長鳥が楽しくて仕方がないとばかりに灌木を飛び回る様が見られるのはまた一興である。
幸田露伴の五重塔のモデルとなった塔ですが、戦後焼失し、礎石のみが残っています。
たまたま通って広場があるなあと思ったら由緒ある場所でした。会社の帰りに寄ったので暗かった。今度は明るい時に行きたい。
幸田露伴の小説「五重塔」はこの界隈が舞台です。
| 名前 |
天王寺 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
03-3821-4474 |
| HP | |
| 評価 |
4.3 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
大仏様の前にベンチがあり、庭園を眺めてボンヤリできる。日暮里駅南改札を出て、案内の通りに歩けば程なく天王寺の門が左手に見えます。門をくぐりすぐ左手に木の大きなベンチがあります。海外の旅行者がぽつりぽつりと居て、静けさを愉しんでいるよう。休日ならどんな感じでしょう?平日の午後、電車の音と野鳥の鳴き声、いろんなお国の言葉が聞こえてきます。