樹齢1200年の大杉、パワー感じる!
五十谷の大スギ(魔王杉)の特徴
樹齢1200年の巨大杉がパワーを放つ場所です。
石段でひと休みする独特な根の様子が魅力的です。
静かな山間部にひっそりと佇む、大杉の厳かな雰囲気です。
樹齢1200年の杉。森の道路を走っていると突如として現れる怪物。見えた瞬間鳥肌が立つような身の震えがありました。魂に訴えかけてくる御神木とても強さを感じる樹で包み込む優しさというよりお尻を叩いてくれるような背中で語るような、良い意味で頑固親父みたいなダンディーな樹でした。一見の価値ありです。
圧巻。その一言しか出ません。こんな大きな杉を見た事がありませんでした。周辺は店舗や駐車場はありません。いきなり現れます。神秘的なら雰囲気に囲まれながら杉を愛でるのもありです。
一向一揆で壊滅状態にあったこの地に残る大木は悲惨な歴史を見てきたのか。そんな事さえも小さい事だと感じさせてしまうほど、長い年月をこの地にまさに根を下ろしてきた。本殿裏、横の山の木々も神聖な雰囲気。天候さえ良ければ長居してしまいます。前に一度来ているのに新鮮な感じがしました。
大きな杉の木がとてつもないパワーを放っているかのようにしげっています!とても癒されてパワースポットだと思います!ぜひ厳かな空気を感じて欲しいところです!
大きな木ってパワーをいただけますね。
⭕️訪問日…2022/4/16(土)。いやはや 樹齢1200年は他にも存在するが、樹高が高いね🤩⭕️県指定天然記念物。樹齢1200年 樹高38.5m⭕️《五十谷 八幡神社》の境内に聳え立ちます。
相滝のご主人に教えていただいて来訪しました。古い神社ですが、手水もきちんと手入れされていました。樹齢1200年の天然記念物の木に触る事が出来る特別な場所。神社なので写真を撮るのは神様に失礼なのですが、映り込まないように御神木だけ写真を撮らせていただきました。相滝のご主人によると、写真を待ち受けにするとご利益があるとか…
杉はすごいただそれだけで他になにもないただニホンカモシカに会えたのはラッキー。
枝も凄いが根も面白い地上に出てきた根が石段でひと休みしてそこから上に枝を伸ばしているようでした。
| 名前 |
五十谷の大スギ(魔王杉) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[土日月火水木金] 24時間営業 |
| 評価 |
4.4 |
| 住所 |
|
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五十谷の大スギは、白山市の五十谷八幡神社の境内に立つ巨木で、「魔王杉」との通称でも知られている。幹から多くの枝が四方に力強く伸びる異形の姿が、魔王のようだと形容されたことが名前の由来とされる。伝承によれば、この地に移り住んだ村人が神社付近で鷹を捕らえ、領主に献上して褒美を得たことで、この大スギの加護と感謝して社を建てたと伝えられている。こうした逸話から、この木は単なる巨木ではなく、地域の守り神として長く信仰されてきたことがうかがえる。この大スギは、一本の幹が地上およそ2メートルの位置で十数本もの太枝に分かれ、それぞれが直径1メートル以上にもなる。その枝はねじれるように四方へ広がり、いずれも力強く、巨人がうねる腕を伸ばしたような印象を与える。幹の周囲は約8メートル、高さは約40メートルに達する。その雄大な姿は白山麓の厳しい自然をものともせず、長い年月を耐え抜いてきた生命力を象徴している。推定樹齢は1200年とされ、地域では弘法大師が杖を挿したものが根付いたという伝説も語り継がれているが、これについてはあくまで伝承の域を出ない。この杉は1975年(昭和50年)に石川県の天然記念物に指定された。現在もその樹勢は良好で、地元関係者の手により保存管理が行われている。倒木や落枝の危険を避けるため、大枝の一部には支柱が設けられ、枯損箇所の補修も施されている。林業試験場がこの杉を優良な遺伝資源として評価し、挿し木用の枝を採取した記録もあり、その価値は学術的にも認められている。過去には、雪の重みで折れた枝が集落近くに落ちたこともあるというが、そうした自然現象さえも神木の力を感じさせる出来事として受け止められてきた。五十谷八幡神社自体の創建年代は不詳であるが、大杉と一体となった信仰の対象として地域の暮らしの中に根を下ろしてきたことは確かである。明治の神仏分離以前は仏像も安置されていたとされ、かつては神仏習合の風習の中で大杉の神性が受け入れられていた。この神社は地域の産土神としての役割を担い、現在でも例祭などが継続して行われている。周辺には、白山信仰にゆかりの深い史跡が点在している。白山市三宮町の白山比咩神社は全国の白山神社の総本宮であり、養老元年(717年)に泰澄によって開かれたと伝えられる。別宮町にある白山別宮神社もかつて白山中宮三社の一社とされ、平安時代から中世にかけては門前町が形成されるほどの繁栄を見たという。また、白峰地区にある林西寺には、明治期に白山本宮から下ろされた仏像群「白山下山仏」が安置されており、これらの像のうち銅造十一面観音立像などは国の重要文化財に指定されている。同じ白山市内の瀬戸地区には「瀬戸の夜泣きイチョウ」と呼ばれる県指定天然記念物がある。このイチョウは、かつて天狗が夜な夜な泣いたという伝承を持つ巨木で、推定樹齢は500年以上、幹周は約9.8メートルに及ぶ。五十谷の大スギとともに、自然物に宿る神霊を尊ぶ地域文化の姿勢がうかがえる。このように、五十谷の大スギは単なる自然物ではなく、地域の信仰と生活文化を背景に千年以上の歴史を持つ存在である。その異様な樹形と巨大な体躯は、見る者に強烈な印象を与えると同時に、古来から変わらぬ自然信仰の形を今に伝えている。白山の麓に根を張り、数多の人々の暮らしを見守ってきたこの杉は、まさに地域の歴史と精神を象徴する生きた文化財である。