津軽為信の夢跡を訪ねて。
油川城跡の特徴
津軽為信が攻め落とした歴史的なお城跡です。
油川城跡は兵どもの夢の跡として知られています。
青森市西田沢浜田に位置する重要な史跡です。
津軽為信が攻め落としたお城跡。城跡に沿って農道が湾曲していますが、かつての堀跡に沿って作ったのかなとも思える気配。小高い丘になっていますが、上は畑になっていました。
油川城趾は青森市西田沢字浜田に位置します。いつ頃に造られたものかは、はっきりしていませんが、青森県史によれば、採集遺物の多くは15~16世紀に属するものであるということです。城跡の西側にまわると、土塁や切岸がはっきりしています。「津軽一統志」には、天正13年(1585年)の大浦為信による外ヶ浜攻略の際、為信が新城・油川の住民に騒動を起こさせ、城主の奥瀬善久郎は戦わずして南部領田名部に逃亡したと記されています。
兵どもの夢の跡。油川市民センターから臨む。
| 名前 |
油川城跡 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 営業時間 |
[木金土日月火水] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
3.3 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
2022年7月10日に訪れました。この城の築城年代は、未だに分かっていません。「異聞記」によると南部奥瀬判九郎が外ヶ浜の代官に任命されて、この城を押さえていた模様です。その息子、奥瀬善九郎船水讃岐が居城していた頃に大浦為信が外ヶ浜攻めを行い、同時に領民に暴動を起こさせ、逃亡させたと言われています。「津軽一統志」には、一戦も交えずに奥瀬氏は、田名部に逃亡したとあり、天正13年1585年に廃城となったと伝えられています。