高知城の石樋が魅せる築城の知恵。
石樋の特徴
高知城の特徴的な遺構石樋は必見です。
雨水を効果的に排水する知恵が光る名所です。
現存12天守の貴重な石垣を楽しむことができます。
石で作られた樋。そのままではありますが、建物を維持するためには欠かせない存在。
雨が多い高知県ならではの排水設備を備えた石垣。下に水を受ける石があるはずなんだけど見当たりませんでした。
南海の名城 高知城の特徴的な設備です。全国でも有数の降水量を記録する土地柄なので、水害に悩まされすことが多く、排水対策が良く整備されていたようです。確かに石垣が滝のような排水に晒され続けたら、ダメージが積み重なって崩れたら一大事ですから、かなり神経を使っていたのですね。下に位置するほど排水量が多くなるため、こちらの設備が一番大きいとのことです。訪問時期:2024年4月。
水が多かったこの地域のお城ならではの設備。ここから水をはけていたそうです。16箇所あるそうです!水が石垣に当たらないよう、こんなふうに突き出してて、下の方が大きくて見つけやすいとのこと。
高知城の特徴的な遺構は「石樋(いしどい)」です。石垣にとって崩落の原因となる雨水は一番の敵です。高知県は降水量が多い地域ゆえ、雨水対策が施されています。説明板には次のような説明が記述されています。「石樋 高知県は全国でも有数の多雨地帯のため、高知城も特に排水には注意が払われている。石樋は、排水が直接石垣に当たらないように石垣の上部から突き出して造られており、その下には水受けの敷石をして地面を保護している。このような設備は雨の多い土佐ならではの独特の設備で、他の城郭では見ることの出来ない珍しいものである。石樋は本丸や三の丸などを含め現在16カ所確認されているが、下になるほど排水量が多くなるため、この石樋が一番大きく造られている。」
雨の日が多い高知県では高知城の石垣が濡れないように対策した石樋です。
現存12天守である高知城の珍しい石垣。見る価値ありです。
上に伏し寝して潜んでいて、敵が来たら弓を射たのではないか、と夢想した。
2021/7/25来訪。多雨地域の高知城にあって、雨水の排水が石垣にかからないように作られたもの。城内には16カ所確認されているとのこと。探してみるのも面白いかも。
| 名前 |
石樋 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
城内で16か所ある石樋のうち最大の石樋が、石垣から突き出ています。