千利休が作庭した禅の庭。
黄梅院の特徴
臨済宗大徳寺派の歴史ある塔頭寺院です。
千利休が作庭した美しい枯山水庭園があります。
織田信長が建立した由緒ある場所で特別公開行っています。
黄梅院の庭園は、ただ鑑賞するためのものではなく、禅の教えや精神のあり方を体感する「道場」としての側面を持ち、見る者に深い思索の時間を与えます。方丈北庭に広がる枯山水庭園は、室町末期から桃山時代にかけて作庭されたとされ、現在もほぼ当時の姿をとどめているといわれます。庭の構成はきわめて簡素で、広く敷かれた白砂の上に大小さまざまな石が点在し、それぞれが意味を持って配置されています。この庭の最大の魅力は、「余白」にこそ価値を見出す日本独自の美意識が貫かれている点です。広大な白砂の空間は、単なる「空白」ではなく、「無限の空間」や「心の広がり」を象徴しています。
期間限定で千利休が秀吉のために作った庭を見ることができます。茶道の真髄を垣間見ることができるかもしれません。庭を見るだけにしてはお値段少しお高めですが、見る価値はあります。
大徳寺の塔頭寺院です。塔頭寺院の中でも特に手入れの行き届いた感じがします。近年の暑い夏で多くの寺院の庭園の杉苔が枯れ果てて悲惨な状況になっていますが、黄梅院の庭園は青々とした美しい苔を保っています。聞くと毎日大変な手間をかけて水やりなどしておられるとのこと。楽しませてもらって感謝ですね。ほかにも庭園を楽しむ工夫があちらこちらに見え、やや観光化しすぎかなあとも思うところも目につきますが、古く格式のあるところも多くあり、規模が大きくない塔頭寺院の中では、見応えがあるほうだと思います。
2023年3月4日に参拝しました。3月なので梅を見に行こうと名前に梅が入っているので参拝しましたが、梅はありませんでした(名称の由来は中国のお寺のようですね)。目的が変更になりましたが、千利休作の「直中庭」をはじめ、「破頭庭」「作佛庭」「開坐庭」などを見ることができました。織田信長が「黄梅庵」建立し、その後、豊臣秀吉が徐々に増築するなどして、今の黄梅院になったとのこと。多くのお庭を鑑賞することができ、受付から玄関までの通路も庭のようになっており、その先の書院へ行く際にも渡り廊下から庭を楽しむことができるなど、見所がたくさんありました。ただ3月は写真のように少し寂しいので、新緑か紅葉の時期の拝観をオススメします。
大徳寺は沢山の塔頭が並び、とても好きな場所です。黄梅院は秋の特別拝観で今回初めて訪れました。表門を入ると前庭があり、苔と紅葉が美しく庫裡の白色にとても映えていました。更に唐門をくぐると拝観受付があり、そこから先は撮影禁止になります。少し進むと入口があり、靴を脱いで入ります。直ぐに冷暖房完備の休憩所があり、そこから回廊が伸びています。回廊に沿って四方から庭を眺める事が出来ます。こちらの直中庭は豊臣秀吉の要請を受けて、千利休が作ったとされています。前庭とは違った美しさで、夢の中の様な感じのお庭です。庭の中央には瓢箪型の池(秀吉の馬印)、苔の上には不動三尊石、紅葉がとても美しいお庭です。他にも枯山水庭園の破頭庭、坪庭や露地風の庭等を観ることが出来ます。お庭にも感動しましたが、ご住職が書かれる御朱印は人それぞれにご住職がお言葉を書いて下さり、その意味まで説明下さることに感動しました。ご住職がいらっしゃる時に頂けるとの事でした。各所にお庭を説明して下さる方々もいらして、びっくりしました。前庭だけで帰られる方もお見かけしましたが、拝観料を払ってももう一度みたいと思えるお寺でした。訪れたのは2024年12月3日です。
臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭寺院のひとつ。織田信長が父信秀を追善供養するために創建。幸運なことに、特別公開で拝観できました。本堂(客殿、重要文化財) - 天正16年(1588年)に小早川隆景の援助により建立された本瓦葺・入母屋造の建物。禅宗特有の方丈建築で、内部の襖絵(重要文化財)は雪舟の画風を継承した毛利家御用絵師である雲谷等顔の作。室中の「竹林七賢図」や檀那の間の「西湖図」など44面が残る。本堂の前庭にあたる簡素な枯山水庭園で、天正年間(1573年 - 1592年)に作られたといわれる庭園「破頭庭(はとうてい)」や千利休62歳の時に作られたと伝える苔一面の池泉回遊式庭園である直中庭(じきちゅうてい)」など見所満載。なかでも、茶室「昨夢軒(さくむけん)」 - 千利休の師・武野紹鴎好みと伝わる4畳半の茶室。書院「自休軒」に組み込まれているが元は独立した建物で境内東南側にあり、書院建立時に移築されたという。
大徳寺の塔頭の中でもだいぶ広い敷地を持っているだけあって、お庭も相当のものでした。また、あちこちにご住職の手書きの説明があり、由緒等を詳しく知ることができます。
春の特別公開で訪れました門を入った前庭のみ撮影可でそれから先は不可です拝観800円です織田信長公が父の追善供養のために小庵を建立させたのが始まりだそうです瑞々しい青紅葉がたいへん美しいお庭でした。豊臣秀吉が千利休に創らせ千成瓢箪をかたどった池がある「直中庭」は苔がたいへん美しいどこから見ても隙のない枯山水です本堂の「破頭庭」は天正期に作庭されたそうです水の流れ込む緩やかな波紋の他は凪いだ海原のように白砂が広がり心が落ち着きますいつまでも眺めていたいお庭でした。
秋限定公開ということで伺いました。受付をしてから写真は取れないので入口しか写真チャンスはありません。中では場所場所で説明をしてくれるので是非聞いて下さい。加藤清正が朝鮮より持ち帰った灯篭が素敵でした。庫裏で御朱印もお願いすると和尚様を呼んで頂き目の前で書いて下さいます。その内容も説明してくれます。主人も頂いたのですが書いてある文章は違うのもとても素敵ですけど。
| 名前 |
黄梅院 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
075-492-4539 |
| 営業時間 |
[日月火水木金土] 10:00~16:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
|
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猛暑の8月に訪れました。庭はとても良く手入れされており、苔は活き活きしていました。紅葉の時期にはさぞかし鮮やかになるのではと。草木の庭だけでなく、枯山水もまた立派です。観光スポットが激混みする中で、静かに落ち着いて過ごせます。