不忍池の月の松、歴史を感じる。
清水観音堂の特徴
上野恩賜公園内に位置し、歴史ある清水観音堂です。
寛永八年に建立された重要文化財の寺院です。
江戸時代の行楽地で月の松が有名なスポットです。
清水観音堂は京都の清水寺(きよみずでら)を見立てたお堂で寛永8(1631)年に天台宗東叡山寛永寺の開山、慈眼大師天海大僧正(1536~1643)によって建立されました。上野公園には他にも上野東照宮、五條天神社、花園稲荷神社などの神社仏閣があり神社仏閣巡りができちゃいます。
上野の清水観音堂(きよみずかんのんどう)は、東京都台東区の上野恩賜公園内に位置する歴史ある寺院です。その起源は1631年(寛永8年)、徳川家光の命によって天海僧正が建立したとされています。この観音堂は、京都の清水寺を模して建てられ、舞台造りの建築様式が特徴です。本尊は千手観音で、観音信仰の重要な拠点として江戸時代から多くの人々の信仰を集めてきました。また、清水観音堂の裏手にある「月の松」は、俳人・松尾芭蕉が詠んだ句に由来し、風情ある景観が楽しめます。歴史的・文化的な価値が高いだけでなく、上野の自然と調和したその姿は、観光客や地元の人々に親しまれています。現在でも多くの人々が訪れ、静かなひとときを過ごす場所として愛されています。
上野の寛永寺は、時代背景から幕末や明治の変動をを思い浮かべてしまう場所でもありますね。来の寛永寺清水観音堂近くには、寛永寺にて蟄居した徳川慶喜をしたい助命嘆願の為に、集まった一橋家の側近小川興郷ら幕臣が集まり「彰義隊」と名乗った幕末の志士らがわずか半日で新政府軍が鎮圧した上野戦争の場所でもあります。この寛永寺近くに彰義隊の墓もあり、それを小川氏の末裔が供養してきたとか。現在は東京都が管理しているが、壮絶な時代だった事が感じられる場所です。
寛永寺清水観音堂にお伺いさせていただきました。上野公園の中にあります。1631年に天海僧正により建立されました。寛永寺とは鶯谷にある根本中堂だけでなく、東叡山全体のことを指します。全盛期は上野公園全域にも渡る敷地だったようですが、幕末の上野戦争の影響で小さくなってしまいました。京都の清水と同じように本堂に舞台があり、浮世絵にも描かれている松の輪から不忍池も見えます。また、重要文化財になっているように1691年に建立されており、明確な建立年数がわかっている限りでは上野の建造物で一番古いそうです。本堂内で直書きの御朱印も拝受出来ました!
東叡山寛永寺の清水観音堂は京都の清水寺を模して建立したようですが、京都の清水寺とは比べようもありません。ただ上野の山は幕末の上野戦争の舞台で寛永寺の境内の建物も焼失しまったようで、その時に残った貴重な建物です。清水観音堂からは不忍池が望めます。
徳川幕府のブレーンとも言われた天海大僧正が、1631年に東叡山寛永寺境内に建立、寛永寺は江戸城の鬼門を守る為に建て、清水観音堂は京都の清水寺に見立てたお堂だと言われ、江戸時代後期には庶民の行楽地として人気だったとか、浮世絵師歌川広重の「名所江戸百景」には「月の松」として風景が残り、不忍池の弁天堂が収まるように、松の幹を細工する職人の技も感心ですが、懸け造りの舞台から「月の松」を通した眺めは面白く、「月の松」との呼び方も粋ですね。お祀りする秘仏「千手観世音菩薩」は、生きるもの全てに慈悲の手を差し伸べる仏様、懸け造りのお手本とした京都清水寺から移され400年余り、今も昔も御利益を求めお参りします、お参り後は御本尊の千手観音の御朱印(書置き)を頂戴しました。
寛永寺を開山した天海が京都の清水寺になぞらえて建立した清水観音堂。不忍池を臨む清水の舞台の前には、歌川広重の浮世絵にも描かれている月の松が配されています。
上野恩賜公園の真ん中辺り、古くからの名所であろう清水観音堂。いかにも下町の風情溢れる雰囲気で、とても味があります。本堂前の舞台からはこれも昔からの名所のような、幹が円を描いた松がすっくと佇んでいます。桜の見頃の頃はここも賑やかになるのかな。
清水観音堂は二代将軍徳川秀忠公から寄進された上野の山に、平安京と比叡山の関係にならって『東叡山寛永寺』を天海大僧正が開きました。これは比叡山が京都御所の鬼門を守る思想をそのまま江戸に導入して、江戸城の鬼門の守りとしました。京都の有名寺院になぞられた堂舎を次々と建立しましたが、清水観音堂は京都の清水寺を見立てたお堂です。ご本尊は京都清水寺から遷座された【千住観世音菩薩】で、あらゆる世界の生きとし生けるものの全てに慈悲の手を差し伸べる姿だそうです。京都の清水寺の舞台を模したコンパクトな舞台があり、そこから歌川広重の浮世絵【名所江戸百景】に描かれた『月の松』も2012年に復元されたので、舞台から『月の松』越しに不忍池 弁天堂が覗けます。
| 名前 |
清水観音堂 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
03-3821-4749 |
| HP | |
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
|
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不忍池の脇にあるお堂。辨天堂、大黒天堂へ渡る手前辺りにある。このお堂も寛永寺の多くのお堂の一つである。御朱印は手書きのものが頂ける。