大岡川沿いの歴史を体感!
航路標識管理所 倉庫基礎の特徴
横浜市役所新庁舎の隣にある大切な遺産です。
遊歩道の入り口に位置する歴史的なレンガの遺構です。
横浜の歴史を学べる貴重なスポットとして訪れたい場所です。
旧護岸「大岡川 石積み護岸」の延長線上に埋め立てて拡張された敷地に「航路標識管理所 倉庫基礎」のレンガ積みがあります。明治時代中頃に建てられた、3階建て煉瓦造倉庫の基礎部分です。
煉瓦造倉庫の基礎部分とのこと。ちょっとした緑のお庭になっています。
歴史を学べるポイントになります!少し分かりにくい場所かも知れないです。
航路標識管理所のレンガ倉庫の基礎部分。質が均等ではなく,煉瓦内にダマになっている部分が確認できる。航路標識管理所とは,その名の通り,航路標識(主に灯台)の管理を行った政府機関。その業務内容については,『航路標識管理所年報(明治三十五年度)』に詳しく,どうやら灯台の保守点検と新規灯台の設計建設が基本業務であった様である。特に,視察業務は,「全国の灯台等に毎年一,二回ほど職員を派遣」「壊れているのなら,その場で応急の保守点検の指示を行う」「燈明丸(元は英国汽船「ソンライス」号)他五隻の視察船を所有しており,これで全国津々浦々の灯台等を視察した」ことなどが本書から分かる。また,灯台等の損害の程度が甚だしい場合,航路標識管理所の偉い人が実物調査を行い,これを修理することもあった様である(『観音崎挂灯浮標船舶衝突の為被害に関する件』参照)。おそらく,この倉庫には,そういった整備や視察に関連する資材・工具・部品などが保管されていたのではないかと思われる。
横浜市役所新庁舎建設で横浜の歴史が出土した大切な遺産ですね!
横浜市役所新市庁舎横にひっそりとあります。一見、見逃してしまいそうなくらい目立ちませんが、ここも横浜の歴史を感じられるポイントです。説明文によると「大岡川沿いの北仲通6丁目には、明治2(1869)年に国内の灯台事業を取り扱う灯明台役所(のち灯台寮、灯台局、航路標識管理所と名称を変更)が設置され、構内には試験灯台や各種工場が建てられました。展示しているのは、明治時代中頃とみられる3階建て煉瓦造倉庫の基礎部分です。コンクリート基礎の上に煉瓦を3枚分の幅で積んだ構造になっています」とありました。この近くにもアーチ形の煉瓦造導水管(初めての発見)もあり、一緒に見るとさらに理解が深まるかと思います。
横浜市役所の新庁舎の隣にある遊歩道の入り口にあるレンガの遺構。
| 名前 |
航路標識管理所 倉庫基礎 |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP |
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/bousai-saigai/map/tsunami/tsunami.html |
| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
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大岡川夢ロード近くにあります。基礎だったレンガがいくつかあります。