首里城近く、寒水川の清水。
寒水川樋川(スンガーヒージャー)の特徴
清冽な水が湧き出る、琉球石灰岩との境面があります。
首里城の水源のひとつとして重要な歴史的スポットです。
泥岩層の上に堆積した独特な地質が魅力の一つです。
水を通しにくい泥岩層の上に堆積した琉球石灰岩との境面から清冽な水が湧き出しています。
寒水川樋川(すんがーひーじゃー)。龍樋(流派)と並び、首里城の重要な水汲み場となっています。首里城には、かなりの保水能力があります。また、水が綺麗で、エメラルドグリーンをしています。
首里城の水源のひとつです。溢れた水は円鑑池に導かれるそうです。
| 名前 |
寒水川樋川(スンガーヒージャー) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
098-886-2020 |
| 営業時間 |
[日月火水木金土] 8:00~18:30 |
| HP |
https://oki-park.jp/shurijo/shuri-aruki/siseki/2014/02/post-57.html |
| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
|
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ウォーキングで巡る那覇の河川・樋川・井戸・湧水その98 【那覇市首里当蔵町3丁目】2020/12/06①場所(首里城内 久慶門付近)●歓會門から入り、瑞泉門に上がる階段を通り過ぎて右掖門へ向う階段右側、久慶門の向かいに樋川と案内板あり。●この辺りは南風之平等(ハエヌフィラ)・当蔵村(トーヌクラムラ)であった。②樋川●寒水川樋川は、久慶門から右掖門へ向う階段の脇に位置し、龍樋と同様、泥岩と琉球石灰岩の不整合面から湧出する地下水を集め、樋川から出している。長さ約1mの樋川から流れ出る水を溜める貯水槽は、幅約2.6m、奥行き約2.4m、深さ約2.6mの規模で、周囲はすべて石垣である。貯水槽の周囲は幅0.5m前後の平坦な場所で、幅約0.4mの樋川が置かれている場所の幅は約0.7mである。樋川は比高約4mの崖の基部に置かれ、崖の地質は自然のままの琉球石灰岩である。貯水槽の前面に広がる踊場は石畳が敷かれ、一辺は約4mの広さとなっている。龍樋や寒水川樋川などから流れ出た水は、城跡の北側で斜面を流れ下り、1425年に設けられた龍潭池や、1493年に造られた円鑑池へ注いでいる。なお、首里城内からは中国製陶磁器・須恵器・フェンサ上層式土器、あるいは石斧などが採取されていると伝えられることから、これらの湧水地を中心とした一帯では、首里城が構築される以前から、人々が集落を作って生活していたと考えられる。③案内板●瑞泉門の龍樋とならんで首里城内の重要な水源でした。生活用水のほかに防火用水としても利用されたといわれています。あふれ出た水は地中のみぞを通り、久慶門の外側の左右から再び地中に入り、門の向かい側にある円鑑池に抜けました。円鑑池が満水になるとさらに龍潭に注ぎました。このことから首里城の排水処理の一端を知ることができます。参照:沖縄県立図書館貴重資料デジタル書庫首里古地図参照:沖縄島・首里城と周辺地域の古井戸参照:案内板。