歴史に触れる、二の丸御殿の遺構。
二の丸御殿跡の特徴
違った角度から楽しめる松本城の絶景ポイントです。
当時の御殿に関する詳しい解説が魅力的です。
綺麗に整備された景観が訪問をさらに特別にします。
松本城二の丸御殿は、天守・本丸御殿などと同じく16世紀末から17世紀初め頃(石川氏時代)に建てられました。享保12年(1727)に本丸御殿が焼失した後は、城主の政務を司る正庁となりました。明治維新後は筑摩県庁として使用されていましたが、明治9年(1876)に焼失し、跡地には長野地方裁判所松本支部庁舎が建てられました。昭和52年(1977)「松本城中央公園整備計画」の策定にともない、裁判所庁舎が移転された後、松本城二の丸御殿跡の発掘調査が昭和54年から昭和59年にかけて行われました。地表から裁判所庁舎関係の土層を除くと、礎石・溝・水道施設などの遺構が出土しました。これらを、松本市立博物館所蔵の「信濃国松本二之丸御殿之図」と照合するとほぼ正確に一致することがわかり、この図をよりどころとして調査が進められることになりました。遺構からは陶磁器、瓦、銭、硯など江戸時代の様々な生活用具が出土しました。なかでも厨房附近で出土した焼塩壺と呼ばれる食卓塩の容器は、江戸時代に上流階級が使用したもので、御殿での食の一端がうかがえるものです。また、アワビ、ハマグリの貝殻や、ブリやタイの骨などが出土しました。ブリは松本地方の年越し魚「飛騨ぶり」として昔から重宝されており、当時の海産物の流通経路を物語るものです。現在、二の丸御殿跡の公園には、6年間の調査成果により、地面に御殿の間取りが正確に表現されています。
2025年4月16日に訪れました。御殿跡の表示が分かりやすく示されていて、地面にどこが台所だったとかトイレだったとか書いてある。桜の時期ということもあって、西日で逆行だが、風景は素晴らしく、天守を仰ぎ見るのでした〜
違った角度からの松本城が楽しめる220410
当時の御殿が解説されてます。ここからの松本城の眺めも素敵です。
綺麗に整備されました。
| 名前 |
二の丸御殿跡 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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二の丸御殿跡は建物は残っていませんが、当時の遺構が残っており、ゆっくり見ることができます。