電動化前夜の蒸気エンジン体験。
ブリュナエンジンの特徴
レプリカの大きなエンジンが目を引く展示が魅力です。
フランスから輸入された蒸気エンジンが歴史を伝えています。
錆止め処理が施されたメンテナンスの丁寧さが感じられます。
2025年5月10日 訪問稼働(実演)してました。オイルの焦げた香気が歴史を物語ってますね。良い!
富岡製糸場内にある施設のひとつ。機械のことはまったく分かりませんが、操糸機を動かす要だと言うことは理解できました。ブリュナという名称は富岡製糸場に関わったフランス人の名前から。こちらは当時のエンジンのレプリカで、富岡にゆかりのある企業が団結して作り上げたようです。機械オンチの私でもその重厚さに感動。スタッフさんから説明も受けられるので、興味のある方にはたまらない施設かと思いますよ!
しっかりと錆止め処理されており、メンテナンスの大変さが伝わってきました。もう100年以上前の設備ですが、今の設備と変わらない加工品質に、欧米の技術力の高さが理解出来る設備と思います。
レプリカですが大きなエンジンが展示されています。機械油のにおいがたまりません。
製糸場が創業した時に、フランスから、ブリュナさんが輸入した蒸気エンジン。電動が主になるまで五十年ぐらい使われてたそうです。動かなくなってたのを世界遺産登録をきっかけに復原プロジェクトがたちあがったそうです。今は逆にモーターで動かしてますが。ガイドのおじさんの受け売りです。
| 名前 |
ブリュナエンジン |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
0274-67-0075 |
| 営業時間 |
[木金土日月火水] 9:00~17:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.6 |
| 住所 |
|
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横型単気蒸気機関 は、高温蒸気の持つ熱エネルギーをピストンの往復運動として機械的仕事に変換する熱機関で、 繰糸器(繭から糸を繰る器械)と揚返器(繰った糸を巻き返す器械)の枠を回転させる動力として蒸気窯(ポイラー)とともに蒸気窯所に置かれていたそうです。 これ1機で工場の動力を賄っていたなんてすごい器械ですね。今日は平日なので動いていませんでしたが、土日祝日は動態展示が行われているそうです。ガラスで囲まれた室内にあるということは、動くと騒音がすごいのかな。以下は、近くにあった案内板の内容です。ブリュナエンジンとは富岡製糸場の設立の際に導入された横型単気蒸気機関(エンジン)の事です。 繰糸器(繭から糸を繰る器械)と揚返器(繰った糸を巻き返す器械)の枠を回転させる動力として蒸気窯(ポイラー)とともに蒸気窯所に置かれていました。富岡製糸場の設立指導者であるポール・プリュナによって導入されたため、プリュナエンジンと呼ばれています。工業機械用の原動力としては日本で現存最古とされていますが、製造を示す銘板等が見つかっていないため、未解明な分も残されています。この蒸気機関により得られた動力は、 地下を通り繰糸所まで伝えられていたと考えられています。記録によると、明治5年の創業当初から動力源がモータに換わる大正9年までの約50年間使われており、その間にシリンダー及び転用の蒸気ボイラーが2度交換されています。その後、昭和43年、その当時である片倉工業株式会社により博物館明治村(愛知県犬山市)へ寄贈され、現在は同施設内で展示されています。