松巨島の手洗鉢、歴史を感じる。
「松巨嶋」の手洗鉢の特徴
松巨嶋の手洗鉢は、熊野三社に伝わる歴史的な品です。
旧家・山崎家の氏神である嵯峨野神社に由来する逸品です。
明治期に合祀された際、松巨嶋と刻まれた由緒ある手洗鉢です。
熊野三社に伝わる「松巨嶋」の手洗鉢は、当地の旧家・山崎家の氏神・嵯峨野神社に奉納されたものを、明治期に熊野三社へ合祀の際に移され、表に松巨嶋と刻まれています。背面には明和三柄戊歳(1766年)五月吉辰と銘がありまず。かつて熱田から眺めると、この一帯が松の生えた大きな島に見えたことから松巨嶋と呼ばれたと伝えられています。
| 名前 |
「松巨嶋」の手洗鉢 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[水木金土日月火] 24時間営業 |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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かつてこの辺りは松巨島(まつこしま)と呼ばれていたそうです。北は今の新瑞橋駅の南側、南は星崎、西は呼続、東は鶴里駅東側あたりまで。南北3キロ、東西1,5キロでくさび形をしていたそうです。周りを年魚市潟の遠浅の海に囲まれた風光明媚な場所で万葉集の歌にも詠まれていたり、芭蕉が何度も訪れたそうです。満潮時には舟で、干潮時には徒歩で渡ったそうです。現在は埋め立てられ住宅が立ち並び、当時の面影はありませんが、伊勢湾台風の時、名古屋が水没した際に400年ぶりにその姿を現したそうです。