大岸神社へ足を運ぶ楽しさ。
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| 名前 |
大岸神社 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
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大岸神社、京都府京丹後市久美浜町長野。主祭神＝大山祇命。熊野郡誌562頁＝明治40年小字五反田鎮座の無格社堀坂神社を合祀。山間の横谷に広がる村、尾根の伸びた先の丘上へ鎮座、階段の先へ社殿と出合う。社殿は、南西向きで、拝殿、幣殿、覆殿の下、本殿を収める。拝殿は、片入母屋造、銅板葺き、一間、妻入で、向拝を伸ばす。正面に意匠を持ち、組物のほか、彫り物が目立つ。正面の龍に加え、木鼻へ獅子と獏の姿を見る。白壁の建ちものが印象に残る。幣殿は、切妻造、瓦葺き、一間、妻入で、建ちものを繋いでいる。側面を壁とし、扉を設ける形になっている。覆殿は、切妻造、瓦葺き、一間、妻入、窓はなく、白壁が印象に残る。本殿は、拝殿からわずかに見えるが、姿は明らかにならず。熊野郡誌では、流造とするほか、欄干を付ける。参考。境内社は、覆屋にまとめられており、切妻造、瓦葺き、一間、平入とし、境内社を収めている。右から、平屋の四間社、中央に一間社、左に見世棚造の一社に加え、小さな祠は狐が顔を出す。平屋の四間社は、神社名などは明らかにならず。中央の石神を収めた一間社は、句々廼知大神・彦狭知大神の名が棟札にある。左の大きな流見世棚造の祠と、小さな祠は、神社名などは明らかにならず。熊野郡誌では、稲荷神社＝保食命、三玉神社＝奥津彦命・奥津姫命・火産霊命とある。付近に三柱神社が多く鎮座し、祭神も似ているが、三玉の名は珍しい。稲荷社は対応する一社を明らかにするが、三玉社は分からず、左の大きな流見世棚造の祠が対応するものと見る。合祀された堀坂神社も境内社を伴ったと考えると、平屋の四間社に収まるべき神の名に触れられるかもしれない。