200年超の蚊母樹の力強さ。
蚊母樹の特徴
春の新芽が彩る清々しい空気感が魅力です。
神聖な雰囲気が漂う史跡で力強さを感じられます。
蚊母樹周辺の自然が心を癒してくれる場所です。
立派な木でした。この地方じゃ珍しいそうです。
蚊母樹(いすのき)は、尾山神社の境内で、近代の神社景観とは別の時間を抱えて立つ木である。神門で知られる場所に、それ以前から存在した可能性のある木が残ることで、この境内の歴史は建物だけでは語れないものになっている。この場所が気になるのは、まず木の前に立つ案内板の表記である。そこには「蚊母樹」とあり、別称として「ヒョンノキ」も示される。しかも木は柵で囲われ、境内の景色の一部ではなく、意識して見られる存在として置かれている。尾山神社では神門に目が向きやすいが、この木はそれとは別の入口から境内を見直させる。案内板の内容や植物の説明を合わせると、この木は標準和名ではイスノキとみられる。マンサク科の常緑高木で、葉は厚く、花弁のない花をつけ、果実は木質で、虫こぶができやすいという特徴をもつ。現地でもそうした特徴が説明されており、ただ大きい木があるのではなく、種類の分かる木として保存されていることが分かる。名前の読みが添えられているのも、この木を境内の由緒ある構成要素として見せるためであろう。この木の時間の深さは、尾山神社の成立と並べるといっそうはっきりする。尾山神社は明治6年の創建で、神門は明治8年に建てられたとされる。一方で蚊母樹は、案内板で樹齢200有余年と説明されている。もちろん樹齢の確定的な裏付けが本文で示されているわけではないので断定はできないが、その説明に従えば、この木は神社の創建以前からここにあった可能性がある。そう考えると、境内で目に入るものの意味も変わってくる。神門は明治という時代の意匠を今に伝える建築であり、蚊母樹はそれとは別のかたちで時間を残す存在である。建物は完成年をもつが、木は少しずつ姿を変えながら生き続ける。その違いが同じ境内に並んでいることが、この場所のおもしろさである。蚊母樹という名やヒョンノキという別称も、この木を印象深くしている。虫こぶに関わる呼び名だと一般に説明されることがあり、イスノキの特徴と名づけが結びついてきたことがうかがえる。ただし、これはこの場所だけに伝わる話として強く言うより、木の性質から生まれた呼称として受け取るほうが穏当である。現地ではそうした知識も、結局は案内板の前に立ち、葉や枝ぶりを見ることへ戻ってくる。地域の中で見た位置づけも大きい。案内板や散策資料では、この木は金沢では珍しいと説明されている。暖地の樹木として知られるイスノキが、尾山神社の境内で大きく育っていること自体に、この場所ならではの見どころがある。珍木として目立つだけでなく、神社の景観の中で長く生きてきたことが価値になっている。その現在のあり方を考えるうえで重要なのが、尾山神社樹林として保存樹林の枠組みで整理されている点である。対象の木が単独で指定されているとまでは言えないが、少なくとも境内林として守られてきたことは確かである。柵の内側にある大木という現地の見え方も、そのこととよく重なる。ここで守られているのは一本の木だけでなく、境内に積み重なった時間そのものなのであろう。尾山神社の境内では、近代を代表する神門がまず目を引く。だが、蚊母樹は、その場所にそれ以前から流れていたかもしれない時間を静かに示している。建築がこの神社の顔をつくり、古木がこの土地の奥行きを支えているのである。
門をくぐってすぐに見える木です。その奥に神殿が見えます。まっすぐの大きな木です、
蚊母樹(いすのき)別称ヒョンノキ解説マンサク科の常緑喬木高さ約二十メートルにも達し樹皮は灰白色葉は長楕円形で互生し、質が厚く先は鈍く 縁には鋸歯がない。材は櫛・床柱・机・火鉢等に用いる。日本では主に西日本で自生し観賞用として も親しまれる。此の樹は当神社に於いて樹齡二〇〇有余年 を数え、この地方では非常に珍しい樹木で ある。
★樹齢200年超えの蚊母樹(いすのき)★
神聖なものを感じます。
春の新芽のせいか、清々しく力強さを感じる木でした。
| 名前 |
蚊母樹 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
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立派な木です。