観音堂で過ごす贅沢な時間。
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| 名前 |
観音堂 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
5.0 |
| 住所 |
|
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観音堂、兵庫県美方郡香美町村岡区入江。本尊＝観音菩薩立像、不動明王立像、多聞天立像。山間の地形、川辺の村、小高い谷間へ安置。坂道を登りきると、田んぼの脇に建ちものと出合う。宝形造、トタン葺、正面に拝殿を伸ばす。扉を前に付け、内部に祭壇を設け、3像を置く。観音菩薩立像は、石像、正面に安置。光背を付け、舟形で雲模様だが、頭の後ろは丸い形。髪を結って、宝髻を作り、半目を開け、きゅっとした唇を見せる。左手は下ろし、与願印を見せ、話を聞いてくれると仰せで、柔らかい表情を持つ。右手は蓮の花を持つ。衣は、右肩から左腰へ掛かる。蓮台に乗る。不動明王立像は、石像、右側に安置。光背、火焔光を付ける。やや険しい表情に見え、髪はくくり、右側へ下ろす。両手は腰に位置し、左手は持つ仕草だが、慈悲の縄とされる羂索が考えられる。右手も持つ仕草だが、下に見えるのは剣の柄とし、本来は上側へ剣がある。台座は、丸石が並ぶも表現は不明。多聞天立像は、石像、左側に安置。光背、火焔光を付ける。戦士の姿で、頭に被り物を付け、うつむき加減で目はほとんど開いていない。左手は宝塔を持ち、右手は腰の位置にあるが、宝棒を持つものと思われる。腹に顔を付け、鬼の表情がごとくに見える。台座は、丸石が並ぶも表現は不明。基本的に、3像は、同じような姿であり、同時期に造られたものだと感じる。不動明王立像と多聞天立像も、似たような姿に整っている。特に、光背に火焔光を付け、共通項と思われる。左側へ小祠を置き、神社や地蔵と思われるが、確認できず。板葺、流造、平入、正面に扉を付け、すぐ奥へ丸石を置いている。状況からは、神社の可能性を高める。その他、前掛けが付く。右側は、厨子のような箱を置くほか、弘法大師坐像が座る椅子を置く。椅子は、後ろが鳥居の形になっている。その他、のれんを付け、空間を区切っている。