本居宣長の歴史を感じる。
本居宣長旧宅(鈴屋)の特徴
本居宣長が72歳まで過ごした、貴重な和式の旧宅です。
本居宣長記念館のすぐ隣に位置し、訪問しやすい施設です。
1909年に移築された歴史深い書斎が体験できます。
本居宣長の旧宅。城下から移築したもので、うなぎの寝所のような間口が狭く奥に長い建物になっています。2階の書斎は外から覗けます。一階は靴を脱げば畳に上がることもできますが、一部の板の間には上がれません。昼夜をここで過ごした宣長の生活が目に浮かぶようですね。
元々、魚町にあったこの住居を火災等から守るために松阪城内の敷地に移したとのことです。二階の書斎に鈴を置いたことから鈴屋と呼ばれるようです。魚町にこの住居があった当時、ここで家族を養いながら、古事記伝等の研究に没頭したようですが、どのような想いだったんでしょうか?大変には違いないですが、楽しまれていたのではと推察します。わからないことが解き明かされて過程ほど楽しいことはないと思いますので。ここを見学するためには、記念館で入場券を購入する必要があります。
本居宣長の自宅を移築した施設です。入場料は本居宣長記念館と共通です。所要時間は10分かかりません。古民家としては展示物等はなく市内に有名な施設が3つあるため、特に目を引くことはありません。本居宣長の自宅という点で貴重なので、記念館と合わせて立ち寄ってはいかがでしょうか。
城内に移築されたのが明治42年(1909年)なので、移築から今年で113年になるんですね。そう考えると、当時としては先進的な取り組みだったのだろうと思います。なお、本居宣長が53歳の時に2階に増築した4畳半の書斎「鈴屋」は見学できませんが外から見ることができます。
本居宣長記念館に来訪される際はこちらにも是非お越しください。
本居宣長記念館のすぐ隣に鈴屋があり、宣長が12歳の時から72歳で亡くなるまで住んでいた家です。宣長の仕事は町医者で昼間は薬箱を持って患者さん宅を回り、夕方は源氏物語や万葉集等の講釈をしてました。当時の部屋の静けさ・暗さが再現され、勉強に疲れた時に鳴らす鈴を掛けたことで「鈴屋」の名が付きました。
移築したようですが、いい様子です。本居宣長が、この建物で、成長したんだと想像すると感慨深い気持ちになります。いい間取りのいい建物です。
座敷に上がる事ができます。江戸時代の雰囲気味わいました。
本居宣長が過ごした家。本業は医者。古事記伝を書いていたとされる書斎もあり、本居宣長の生活、そしてその歴史を感じることができる。
| 名前 |
本居宣長旧宅(鈴屋) |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[木金土日火水] 9:00~17:00 |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
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江戸中期の国学者である本居宣長が住んでいた建物であり、松阪市街地から記念館のあるこの場所に移築されて今日に至っている。特別史跡指定。建物そのものは商家の佇まいだが2階は書斎となっており、ここで古事記伝を30年もの時間をかけて書き上げている。本居宣長は全国の鈴を収集するほどの鈴好きであり、作業の合間に鈴を鳴らして心身の疲れを取っていたという。それが「鈴屋」の由来である。ちなみに執筆作業に集中すべく2階への階段は取り外し可能だったとのこと。ここに入る際、本居宣長記念館の入場料が必要となるので事前に記念館に行く必要がある。記念館で本居宣長に関する教養を吸収した後にここを訪れるとより深い感動を味わえるだろう。