元伊勢の神々、野志理神社。
野志里神社の特徴
野志里神社は元伊勢比定地の一つとして伝わります。
御祭神に天照大神や建御雷神を奉じています。
小さくとも雰囲気の良い神社で訪れる価値があります。
野志里神社は元伊勢と呼ばれる地の一つで、平安時代には創建されていました。元伊勢とは第11代垂仁天皇の御代、皇女倭姫命(やまとひめ)が天照大神を祀る地を求め、一時的に天照大神を祀った地のことです。天皇の命を受けた倭姫命は大和の笠縫邑(かさぬいのむら)を離れ、伊賀・近江・美濃・尾張などの地を巡幸後、伊勢国の野代の里に遷幸したといいます。その時、野志里神社に天照大神を一時的に祀ったといいますが、その時代にはもう少し山寄りにあったと考えられています。大神が祀られている間、この里の人々は倭姫命から農業、織物、治水など色々な事を学んだといわれます。そして4年後、猿田彦の末裔の宇治の太田命(おおたのみこと)が「伊須須の川上に霊地がある」との神託を受け、姫はこれを聞き入れ、宇治に赴いたといいます。そして、そこで神域と神殿を整え、皇太神宮として奉祀することになりました。その地が今の伊勢の神宮です。境内には千人塚が建てられ、戦国時代長島一向一揆(1571、1574年)で亡くなった人々や関ヶ原の戦いで敗れてこの地で亡くなった人々を祀っています。
元伊勢のひとつ、御神木が神々しい。
元伊勢の神社。静かで良い神社でした。
式内社にして元伊勢だったという由緒正しい神社。折角この地を訪れたので、参拝させていただきました。
氏子が清掃管理をしっかりされている。奥には千人塚あり。
元伊勢比定地の一つと伝わる神社です。致し方無いとは思いますが、社殿の裏に電車が走っており、神様がお気の毒です。
御祭神/天照大神、建御雷神ほか。延喜式に名を列ねる古社で皇大神宮御遷座の旧跡。境内にはクスノキの大木(神木)、四人塚、があります。境内は氏子さんらにより綺麗に掃き清められて清々しい気持ちで参拝出来ました。
もう一度、行きたい場所(・ω・)。
雰囲気の良い小さな神社です。
| 名前 |
野志里神社 |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP |
https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/miru/history/history034.html |
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
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野志理神社(のじりじんじゃ)。三重県桑名市多度町下野代。式内社(小)、旧社格不明。主祭神:天照大神 (合祀)建御雷神 天兒屋根命 経津主神 姫神大山咋神 速玉之男神 事解之男神 八街比古神 八街比売神 衝立衝立久那戸神 白山比売神 ほか資料によると、垂仁天皇の代に創始という。倭比売命野代宮の跡とする。社名は所在地が和名抄に「桑名郡野代」の郷とあるによつていると思われる。肱江川南岸。線路の東に接してある。倭姫命が天照大神を奉じて美濃の伊久良河宮から尾張中島宮にお移りになり、さらに御船に乗られて桑名郡野代宮にお着きになり、四年間この地で奉齋になり、国造大若子命が参じ相共にお仕えしたのがこの地という。近世は春日と称していた。比定に異論はない。境内に長島一揆の犠牲者とも関が原の合戦の敗者とも諸説伝わる千人塚がある。とあります。