中世の人吉城跡で歴史探訪。
望岳苑・原城跡の特徴
中世の人吉城跡で歴史を感じられる場所です。
予科練人吉会の聖地として特別な意味を持っています。
美しい景観を楽しみながら歴史散策ができます。
中世の人吉城こと原(はらん)城跡です。全体像が掴みにくいのですが、南九州のシラス台地地形によく見られる「群郭式城郭」といわれるタイプの城で、複数の丘陵を深い堀で分けたイメージです。丘陵は「上原城」「中原城」「高高城」「下原城」「外廻り」「西の丸」に分けられます。このうち「高高城」は近世人吉城になっています。「中原城」は原城配水池となって登ることは出来ません。「中原城」の南の道路は堀跡で、「中原城」西側の堀切は深く大きいです。“望岳苑”のある所が城の主要部のある「上原城」の北東端になります。天気が悪かったのと、薮めだったので、それより奥には行かなかったですが、薮の中に中心地である「御内」という方形の高まりがあり、周囲に広大な平場が広がっているようです。航空写真を見る限りは林地になっているので、どのくらいきれいかにもよるかもです。その先には堀切を挟んで「西の丸」があります。東側下段が「下原城」で宅地や瑞祥寺になっています。各書に城郭図が載っていますので、参考にしてください。説明板は望岳苑への登り口にあります。
予科練人吉会の聖地です。予科練人吉会は、人吉海軍航空隊の予科練さんたちが戦後に組織した戦友会です。もともとの管理者は、人吉海軍航空隊で教官をしていた方の義理の息子さんでした。義父から後世の伝えてほしいと頼まれたそうです。そして時は流れ、義理の息子さんは高齢化し、管理が難しくなってきたのですが、後を継いでくれる方もなく。存続の危機となりましたが、株式会社サンセルモ様が管理を継承してくださり、無事に存続がきました。静かな場所ですので、静かに思索にふけるにはよいところかもしれません。
| 名前 |
望岳苑・原城跡 |
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| ジャンル |
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| 評価 |
3.8 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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中世人吉城があったとされる場所藪が多く水道施設等により遺構も一部破壊され藪も多く城見学には向かないが巨大な堀切がみられた。