ハンセン病の歴史を学ぶ旅。
国立ハンセン病資料館の特徴
国立ハンセン病資料館は、ハンセン病の歴史を学ぶ最適の場所です。
施設内では、強制的な隔離の歴史を視覚的に理解することができます。
無料で充実した展示があり、訪れる価値大の資料館です。
【あなたはどれほど知ってますか】日本書紀にその記録が残っている、から始まるハンセン病の歴史の掲示。これを書いている2025年の時点でも多摩全生園には85名の方が暮らしているという。園の敷地にある資料館は入場無料であり、特別展よりも常設展のスペースが広く取られ、詳細な説明がなされているところに強い意思を感じる。西武線の駅からバスもあれば、徒歩で訪れることもあるかもしれない。駐車場は15台ほど停めることができる(無料)。もともとこの園は病院として(意識としては村だったと言える)作られており、武蔵野の森のなかに出来ている。隔離という名の強制収容のため、だったのだ。現在もその名残を感じさせる林のなかに館はある。入場も無料。拒否しなければ入口で簡単な匿名のアンケート(「何でこの施設を知りましたか?」等)に答え、2階の常設展示スペースへ。ハンセン病について日本人の多くは学校で学ぶことはなかったと思う。その歴史から何から一気に学ぶことができる。基本的に展示物の撮影も可能である。「SNS投稿OK」(本投稿の写真はすべてこれ)や「撮影NG」など細かく指定してある。展示の途中には実際の患者のインタビュー映像を見ることができるコーナーもあり、入ったら1時間で出てくることはできないように思う。館内の図書室もあり、全国の園で創作に励んだ方たちの誌もあれば、関連する図書を読むこともできる。ぜひ一度は訪れてほしい施設である。
国営のハンセン病資料館で、現役のハンセン病療養施設である多摩全生園に併設されています。その名の通り病気に対する資料の展示が中心ですが、この病気の大きな問題点である患者やその家族に対しての差別に関して、大きく取り上げています。資料の展示も見やすく、セクション別に分かれており理解しやすいものになっており、現在も、病気と差別の両面で苦しんでいる方が多くおられることを学ぶ機会として、家族やカップル問わず、是非来て欲しい場所です。入場無料で駐車場もあります。
差別というものが人の尊厳を踏みにじる行為である事がよく理解できる場所。一度は行くべきと思います。外から消防が来てくれないために消防車まで備えて不自由な手足で消火活動せざるを得なかった事は語り継がれなければなりません。
国立の立派な施設で、展示もわかりやすです。ハンセン病は、人権問題・政治問題という側面が強調されがちですが、それだけではなく、近現代の生活史の一側面として、また医学の大切さを感じられる科学史として、興味深く見学できると思います。隣接する国立療養所多磨全生園(入園は制限されている)では、現在も患者・元患者の方が生活されています。法律が変わってどこにでも行けるのに、ここで暮らしていく道しかない、というところに長期間の人権侵害の罪深さがあり、考えさせられました。
「監獄の誕生」と言えばミッシェル・フーコーだが、むしろ近代においてハンセン氏病患者の隔離が始まり、それが強制的な連行にまでいたった様の展示は、まさにそのような社会の姿を連想させるものである。それにしても、なぜ他の列強では隔離の方針が緩和されていったのに対し、むしろ日本では強化されることになったのか?それは「マスク警察」なるものが蔓延る様を経験し、かつ少し時が経った今こそ、真剣に振り返るべきことのように思える。
患者及び元患者とその家族の名誉回復を図るために、ハンセン病問題に関する正しい知識の普及啓発による偏見・差別の解消を目指す資料館です。常設展と時期限定公開とがあります。敷地内の季節折々の草花は綺麗で、食べ物処のなごみしんでは美味しい釜めしをいただけます。ぜひ訪れてください。
ハンセン病の歴史が学べる施設。入館料、駐車場は無料。長野県の同様の施設と双璧の展示施設。館内は撮影不可。平安時代から癩、ハンセン病がどのように扱われてきたかと、罹患者たちの生活、待遇を展示している。公害と異なり、長い間隔離されてきたことで世間には広く知られてこなかったことから、貴重な情報展示となっている。何かのきっかけで隔離され人生が奪われてしまうのは、ハンセン病に関わらず、未だにそこら中で見られるだけに、感慨深かった。
最寄駅からはバスで行きます。国立の施設だけあって建物も立派です。ハンセン氏病の歴史、理解を深めるにはいい施設でした。
無料でしたが、かなり充実していました。ガイダンス上映会に合わせて見るのがおすすめです。受付正面にある様々な資料もかなり立派なものでしたが、無料でいただけました。
| 名前 |
国立ハンセン病資料館 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
042-396-2909 |
| 営業時間 |
[木金土日月火水] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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かなり前から行きたかったハンセン病資料館さん終戦80年の記念展をしていました常設展示だけでも2時間観ていられます図書館もありますなんと、遠藤周作先生の「私が捨てた女」の単行本とDVDDVDは館内視聴のようです次回、必ず近いうちに行きたい再訪を誓ったのは言うまでもありません。