田んぼの中に現る神社の森。
朽羅神社の特徴
田んぼの中に突如現れる神社で、自然と調和した雰囲気が魅力です。
朽羅神社は農耕の神様を祀り、地域の伝統を感じられる場所です。
伊勢神宮につながる社として、歴史的な背景も楽しめる神社です。
田んぼの中にぽつんとある雰囲気の良い神社です。近くになんとか車が二台止められるスペースがあります。
伊勢内宮の摂社27社の12位である朽羅(くちら)神社の祭神は田野の神様、姉神の千依比賣命(ちよりひめのみこと)と弟神の千依比古命(ちよりひこのみこと)の二柱で、父神は大歳神、母神は神大市比売(かむおおいちひめ)です。大歳神は毎年正月、家々にやってくると言われる神様で、鏡餅は大歳神へのお供物、門松は大歳神のための依代と考えられています。これらは年神棚という棚にお供する方法が正しい大歳神の迎え方と言われます。大歳神(大年神)の「とし」は、もともと穀物などの実り、収穫を意味したが、その収穫に1年を要するところから年を意味するようになったと言われます。つまり、この神名は「豊かな実りをもたらす神」の意となります。信仰の根底にあるのは、穀物の死と再生であり、古代日本で農耕が発達するにつれて、年の始めにその年の豊作が祈念されるようになり、それが年神を祀る行事となって正月の中心行事となっていったようです。この神様の御子、千依比賣命の千依比古命の二柱が祀られているこのお社が朽羅神社です。社名の「クチラ」とは、「籠る(こもる)」を示し、「神の籠る森」を意味すると言われ、昔からこの地が崇められていたと言われています。また、朽羅神社は倭姫命が定めたとされています。倭姫命は第11代垂仁天皇の第四皇女で、垂仁天皇25年に天照大神を伊勢の地に祀ったとされる方です。後に、東夷の討伐に向かう甥っ子の日本武尊に草薙剣を与えています。ちなみに、千依比賣命の千依比古命の二柱の母神、神大市比売は山の神、大山祇神の娘です。素戔嗚尊はヤマタノオロチ討伐の際に櫛にした櫛名田比売を最初の妻に、そして次の妻に迎えたというのが神大市比売で、大歳神と宇迦之御魂神を産みました。ちなみに、宇迦之御魂神は全国にある稲荷社の神様で、農耕に関係する神様です。この二柱の母神、神大市比売もまた農耕神・食料神として信仰され、祭神としては大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)の神名で祀られることが多いようです。早朝に訪れまして、凛とした素晴らしい雰囲気でした。
たまたま車で走行中に、田んぼの中にポツンと森が見えたので気になって好奇心で近くまで行くと神社ということが判明。中は、木々が覆うように神社を取り囲んでいてとても雰囲気のある場所でした。神社なのに賽銭箱がないのは珍しくお参りだけ。他の方のクチコミを見ると、秋には神社の周辺が稲穂に包まれてとても絵になる様子。農業などに纏わる神社なのだとか。ここで採れたお米は、神様が目の前で見守ってくれてるから美味しいんだろうなあ。とっても素敵な場所でした。
朽羅神社(くちらじんじゃ)は広大な田畑の中にポツン、、と現れる農耕の神様を祀られています。神社の中は伊勢神宮にも通ずる、凛とした気が漂います。神社に向かう道は細い農道です。地元民が散歩する狭い道なので、ご注意ください。
朽羅(くちら)神社皇大神宮(内宮)摂社27社のうち第12位。伊勢神宮125社の一つ。延喜式神名帖伊勢國度會郡五十八座の一つ御祭神は千依比賣命(ちよりひめのみこと)と千依比古命(ちよりひこのみこと)2柱はともに大歳神の子であり、千依比賣命が姉、千依比古命が弟である。この神社も倭姫命が定めた神社とされています。
Twitterで知りました。農道なので地元優先で謙虚な気持ちで訪れてました。駐車場はないので入口を通り越したところで停めました。手前に少し停められそうな窪地があったのでそこに停めてもいいかも。いずれにしても、長居せずに早めに切り上げるのが次の参拝者さんにいいと思います。自転車でのんびり来たいとも思いました。
田んぼのなかにポツネンとある神社。木々が執拗な程にお社を覆っており、遠目からでも目立ちまるで島の様にも見えました。
田んぼのなかに突如森があらわれ、神社はそこにありました。中だけ不思議と涼しかったです。守り神なんだなあ、という感じがしました。
玉城にある伊勢神宮に繋がる社田んぼの真ん中にポツンと森雰囲気のよい景色田植えの季節がきれいですね!
| 名前 |
朽羅神社 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[月火水木金土日] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
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朽羅神社(くちらじんじゃ)。三重県度会郡玉城町原字森ノ前。式内社(小)、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の摂社。内宮の摂社27社のうち第12位である。主祭神:千依比賣命(ちよりひめのみこと)、千依比古命(ちよりひこのみこと)どちらも田野の守護神である。2柱はともに大歳神の子であり、千依比賣命が姉、千依比古命が弟である。『神名秘書』では祭神を水神とする。資料によると、式内社・朽羅神社に比定される古社だが、中世に廃絶し寛文三年に再興された。社名の「朽羅」とは、「籠る」(こもる)という意味であり、神の籠る森であることを指している。別の説では、「朽羅」は「口原」であり、道の入り口を指すと解釈する。「朽羅」の読みに関しては、「くちら」とする史料と「くたみ」とする史料がある。また、『皇太神宮儀式帳』には、朽羅神社の名は見えず、久麻良神社が載っており、同じ社であると考えられている。とあります。