江戸川乱歩の邸宅で感じる作品誕生の地。
旧江戸川乱歩邸(大衆文化研究センター)の特徴
江戸川乱歩の邸宅が残る貴重な歴史的建物です。
見学可能日は平日の水曜日、金曜日限定で要予約です。
立教大学が管理し、資料の保存と公開に取り組んでいます。
江戸川乱歩の住んでいた家です。立教大学の裏にあって、展示も充実しています。
古びた門扉を潜れば、立教大学池袋キャンパスの片隅に、あの乱歩邸——「大衆文化研究センター」旧館が静かに佇む。鼠壁の土蔵は昭和九年より乱歩の書庫兼書斎として、二万余冊の蔵書を抱え、その暗がりと木の香は、小説『二十面相』の影がそっと忍び寄るかの趣である 。大正期に建てられた母屋と洋館も、戦後の佇まいを経て、乱歩晩年の暮らしを巧みに伝える。応接間の回転椅子や卓上電話、ペルシャ絨毯――昭和の文豪の執筆環境がそこに現存し、訪問者はまるで「怪人二十面相」を紡いだ乱歩の意識に触れるようだ 。現在はリニューアル後、展示室や書斎の再現が進み、土蔵内の蔵書群もガラス越しに閲覧可能。月水金の限定公開ながら、乱歩ファンにはまさに“聖地巡礼”と言える空間である 。この屋敷は単なる建築ではなく、「謎」が生まれる場の痕跡を宿す場所だ。乱歩の気配を凝縮したこの旧邸は、東京の喧騒を離れ、推理小説の起点に立つ不思議な時間を提供してくれる。“本当のミステリ”が、ここには息づいている──そんな感慨が心を揺さぶる。
開いている日を確認してください。内装はとてもきれいです。雨天時は土蔵の開放はありません。
リニューアル工事の直前の特別展示みたいなのに行ったが、なんか、それほどでも、という感じですが、だからこそ改装するんでしょうし、期待したいと思います。
平井太郎から江戸川乱歩へ月木のみ見学可能。
見学もほぼ予約制となり、時間もかなり限られるようになったようです(写真を撮り忘れましたが張り紙がありました)。
大空襲でも奇跡的に残り池袋駅から見えたと言う貴重な建物です。土蔵が、印象的です。
水曜日、金曜日のみ開館している。
現在は研修センターとして、立教大学が管理し、資料の保存と公開に取り組んでいます。門柱の表札には本名の「平井太郎」があります。ペンネームとのギャップに笑えます。立教大学の敷地内に残る、土蔵付きの建物は、晩年の31年間を過ごした家です。最初は借家でしたが、戦後に購入し、さらに幾度か増改築を施しています。2階建ての建物は、昭和32年に乱歩自身の設計で増築されました。敷地の奥にそびえる昔ながらの土蔵は、乱歩のお気に入りで、引っ越し当初の数年間は書斎を構えていたということです。19.09/29記。
| 名前 |
旧江戸川乱歩邸(大衆文化研究センター) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
03-3985-4477 |
| 営業時間 |
[金月水] 10:30~16:00 |
| HP |
http://www.rikkyo.ac.jp/aboutus/profile/facilities/edogawaranpo/ |
| 評価 |
3.9 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
立教大学敷地内子供の頃 本を最後まで読む事が苦手だったけど、乱歩の本だけは別だった。大人になっても「盲獣」他彼原作の映画など、リスペクトすべき作家である。2025年にリニューアルしたようだ興味が尽きぬ第一展示室は写真NGだけども、それ以外はOK しかも無料 時間があったら文庫で読書をしてみたいものだ。