一葉記念公園で歴史を感じる。
台東区立一葉記念公園の特徴
樋口一葉記念館の向かいに位置し、文学ファン必見の碑です。
昭和11年に建てられた小さな公園にある歴史的な石碑が魅力的です。
一葉の小説『たけくらべ』の舞台背景を知ることができる特別な場所です。
一葉女史たけくらべ記念碑や一葉桜があり、樋口一葉の世界を堪能できるスポットです。公園内にはユニークな人力車ベンチがあり、一休みしながら当時の風情を感じられます。
目の前が歩行者天国になっていて車両が来ないので散歩にも安全トイレもあります。歴史を感じられる場所です。
一葉記念館を訪れたとき、上から眺めた公園の中にある石碑と説明板です。個人的には、一葉の住んでいた130年前の明治20年代と、東京大空襲のあった昭和20年の焼け野原がラップして見えた感じのした、不思議な空間でした。
樋口一葉記念館向いの公園奥碑に拠ると元の碑は昭和11年7月に建てられ昭和20年2月の空襲で溶けてしまったとか。昭和24年3月復興?
一葉記念館前の公園にある碑。
一葉記念館の前にある小さな公園、いくつかの石碑が立ち並ぶ。菊池寛が建てた石碑は、既に喪われたと記してある。たけくらべ冒頭文『廻れば大門の見返り柳いと長けれど、お齒ぐろ溝に燈火うつる三階の騷ぎも手に取る如く、明けくれなしの車の行來にはかり知られぬ全盛をうらなひて、大音寺前と名は佛くさけれど、さりとは陽氣の町と住みたる人の申き…』と樋口一葉は瀧泉寺町で雑貨屋経営の傍ら、名作『たけくらべ』を書き上げたといいます。この作品には千束にあった吉原遊廓周辺に暮らす人々の暮らしぶりが、活き活きと描かれていました。文学界の大御所、森鴎外や幸田露伴にも絶賛されるなか、当時は不治の病と言われた肺結核にて、“わずか二十四歳”で亡くなりました。作家になったきっかけは、樋口家が抱える借金返済に小説の原稿料を充てることが目的だったみたいですが…。そして勝手な想像なのですが、「わたしは武家の娘なのですから!」そんなプライドをバネに、無理を重ねて傑作を次つぎモノに出来たのだと想いました。明治初期にはまだあった、没落士族の矜恃てやつなのかな?実に惜しまれる早過ぎた死。それで彼女が小説家として活躍出来たのは、“ほんのわずかな期間”だったので「樋口一葉、奇蹟の14か月」といまに伝えられているのです。
⊂(・ε・`)ノシ.:∴
公園内にあります。
| 名前 |
台東区立一葉記念公園 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
03-5246-1321 |
| 営業時間 |
[金土日月火水木] 24時間営業 |
| HP |
https://www.culture.city.taito.lg.jp/bunkatanbou/culture/ichiyou/japanese/page_01.html |
| 評価 |
3.4 |
| 住所 |
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台東区立一葉記念公園を訪れました。静かな住宅街の中にあり、記念館のスタイリッシュな外観が印象的。ガラスと格子状のデザインが現代的で、文学に関心のある人には一葉の足跡を感じられる貴重な場所です。公園としてはやや小規模ですが、24時間開放されており、散歩や一休みにぴったり。改善点としては、案内板や歴史的説明がやや少なく、もっと一葉の人物像を知れる工夫があればより魅力的に感じました。静けさを求める人にはおすすめです。