森鴎外の生涯を辿る旅。
文京区立森鴎外記念館(観潮楼跡)の特徴
明治・大正期の著名な文豪、森鴎外の旧居跡に位置しています。
変わった形のモダンな建物が印象的で、居心地が素晴らしいです。
鴎外の資料や遺品がじっくりと展示されており、教養を深める機会が魅力です。
森鴎外が亡くなるまでの30年間暮らした観潮楼の跡地に作られた、区立の記念館です。森鴎外は作家として活動しただけではなく、東大医学部卒業後に欧州留学した医者であり、陸軍軍医総監(中将相当)まで昇進し、その後は帝室博物館長や宮内省官僚を務めたエリートです。マルチに活動した凄い経歴ですが、そういった生涯が、幅広い人間関係とともに解説されていて面白かったです。展示は有料ですが、館内のカフェへはチケットなしで入れます。
小規模ながら、生い立ちから時系列に生涯を辿ることができる興味深い展示でした。教科書に載る『舞姫』の印象が強すぎて、気高く冷徹でやや自分本位なイメージを持っていたのですが、それはひとつの側面に過ぎなかったのだと思い知らされました。変わらぬ印象は、本当に勉強家で賢い方だということくらいです。2番目の妻・志げのことを親友の賀古鶴所に「好イ年ヲシテ少々美術品ラシキ妻ヲ相迎ヘ」と報告した書簡など、フフッとなりました。気安い友へ自虐しながらも妻を自慢するなんて、人間くさくてよいですね。多くの文人から尊敬され慕われていたことが垣間見える数々の献呈本や書簡も、鷗外の人柄を偲ばせます。観覧料600円。ミュージアムショップとカフェが併設しています。お目当ての別のカフェがあったので利用しませんでしたが、カフェからは三人冗語の石を観るベストポジションと思われます。
土曜日の午後に行きました。辿り着くまでの坂が意外ときついです。今まで知らなかった森 鴎外について知れる場所かつ小さなカフェがあり銀杏の木を見ながらゆっくりお茶出来ます。ボランティアの方が色々説明してくださり、理解が深まりました。また鴎外作品を読みたくなりました。リロクラブなどの割引があるのでお忘れ無く!
森鴎外記念館は、明治を代表する文豪、森鴎外が晩年を過ごした「観潮楼」の跡地に建てられた記念館です。静かな住宅街の一角に佇むこの建物は、かつて鴎外が文学活動に没頭した空間を彷彿とさせます。派手な建物でもなく大きな看板もないので意外と通り過ぎてしまいがちですが、セブンイレブンの隣と覚えておけば見失うこともないかと思います。また、記念館では、定期的に企画展や講演会も開催されています。鴎外の文学作品を題材にした講演会や、関連資料の特別展示など、内容は様々です。これらのイベントに参加することで、鴎外の文学作品をより深く理解することができます。
毎回企画が新しくなる度に伺っています。ギャラリートークではとてもわかり易く展示のポイントを教えて頂けて助かります♫講演会も興味深い内容のものばかりで、時間が許す限り参加したいです。スタッフさんはとても親切で鷗外への愛も溢れていてとても好感が持てます。モリキネカフェでの企画に合わせ工夫されたデザートも毎回楽しみにしています(*^^*)鷗外忌の日には遺言が書かれた特性栞のプレゼントも嬉しかったです♡
展示品はそんなに多くないですが、作りと居心地は素晴らしいと思います。図書室と休憩室を併設し、休憩所俯瞰が良く、アートを感じられる空間です。グッズも特有のものが多く、いずれも心をこもってつけられて、心が惹かれます。
森鴎外の旧居である観潮楼跡に建てられた記念館。地下鉄千駄木駅からだと、団子坂の少しきつい上り坂を登り詰めたところにあります。独特の構造のモダンな建物です。展示室は地下にあります。基本的に、鴎外の生涯や観潮楼を紹介する常設展示と、記念館が保有する資料などを並べたコレクション展に分かれているようです。この日は、「近所のアトリエ―動坂の画家・長原孝太郎と鴎外」と題して、この近くにアトリエを構えていた長原孝太郎と鴎外の交流の様子が、書簡などとともに紹介されていました。派手さはありませんが、この地と鴎外のつながりを知るにはよい場所だと思います。
千駄木の団子坂下にある今川焼屋で今川焼を食べ団子坂を登っていく。坂の上が団子坂上。そこにコンクリートの建物が現れる。ここは森鴎外記念館。森鴎外の住まいがあったところである。森鴎外は1892年(明治25年)からなくなる1922年(大正11年)までここに暮らした。当時自宅の2階からは海が見えたことから鴎外が観潮楼と名付けた。記念館には団子坂側と薮下通り側から入ることができる。初めて訪れた。鴎外と漱石の特別展をやっていた。せっかくなので見学することに。ここは有料。無料のエリアもある。館内には展示室、売店、休憩室、カフェなどがある。展示室を見学してとても印象に残った言葉がある。鴎外は死の3日前に遺書を残している。その一部が掲げられていた。そこには「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲すス」とある。森林太郎は本名。石見人とは。鴎外は島根県の津和野に生まれた。いわゆる石見の生まれである。10歳まで過ごし上京した。私も同じ石見人である。鴎外のその思いに初めて接し感動を覚えたのである。展示を見た後はモリキネカフェによってコーヒーを飲み一休み。カフェからは庭とそこにある三人冗語の石、イチョウの木が目の前に見える。帰りにその庭を通り、薮下通りの方に出てみた。ここの入り口には、当時の鴎外邸にあった門の敷石が残っている。鴎外の住んだ建物は戦災で焼けたが、イチョウと三人冗語の石、門の敷石はここに残っている。記念館は中だけでなく、周辺にも見どころがあった。ちょっと寄って帰るつもりが結構長い時間たってしまった。そして鴎外と津和野のつながりに改めて思いを巡らせた。鴎外の縁で文京区と津和野町は現在も交流がある。
どこの駅からも結構歩きますが良いお散歩コースでした。日暮里から歩き白山まで行きました。100年以上前に外国語を勉強できる環境の家に産まれ海外に行くなんて来たらファンになり、今回は夏目漱石とコラボ展でした。流れているビデオが現代の作家さんの会話がマニアックで面白く、全作品を読んでみたくなりました。1階のセルフのカフェと3階の図書館はフリーで入れます。図書館には彼の作品が多数あるので、今度ゆっくり読みに訪れようと思います。この辺に著名人が沢山住んでいたようで昔は団子坂が賑わっていた様子などが見られて良かったです。
| 名前 |
文京区立森鴎外記念館(観潮楼跡) |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
03-3824-5511 |
| 営業時間 |
[金土日月火水木] 10:30~17:30 |
| HP | |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
前から気になっていた文豪記念館を訪問しました。アプリゲームで初めて森鴎外を知り、興味を持ちました。中は撮影できる場所がほぼないですが、とても貴重な展示品ばかりで、思ったよりも長く滞在しました。特にご本人が歩いている姿が映った映像や、死に様の写真とデスマスクは、心の中でとてもテンションが上がって、数メートルだけ行ったり来たりしました笑チケット購入口とミニミュージアムショップは同じ入口にあります。行った時は、沢山の文豪から送られてきた手紙や書籍、反対に文豪へ送った手紙等もみれて、それぞれの字体の癖が興味深かったです。