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関ヶ原前の「犬伏の別れ」で、父・昌幸や弟・信繁(幸村)と真田家存続のために袂を分ったという逸話は有名ですが、それを遡る8年前の「文禄の役」。真田家は武勇の誉れ高いとは言え、それほどの大身・大軍勢ではなかった筈。なのに、わざわざ家中の兵力を二分し、かつこの昌幸陣跡の微妙な位置関係は、どのように捉えたらいいんでしょう?その2年前に、長年の沼田領割譲問題が解決し、沼田城主として独立したばかりだったんですね。